SJ☆ Short story (ページ6)

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カンインstory ページ6

きっと怖がってるだろうな
空では雷が暴れてる

きっと Aは耳をふさいで
ベットの中で小さくなってる

早く帰りたい
気持ちだけは焦るのに
仕事は終わらない

電話の音で画面に視線を落とせば
やっぱりAだね

KI「もしもし」
A「声が聞きたかったの」

KI「嘘つき怖いんだろ」
A「ち違うもん」

KI「声震えてるよ」
A「ふ震えてないもん」

KI「終わったらすぐ行くよ」
A「ほんと？うん待ってる」

きゃあああ

KI「どうした？」
A「停電みたいで真っ暗なの」

くっそ行ってやりたいのに
仕事が終わらない
やりきれない気持ちを壁にぶつける

A「電池切れたら怖いから切るね」

KI「待て懐中電灯は？」
A「暗くて歩けないから」

KI「どこにいる？」
A「ベットに座ってるよ」
KI「わかった終わったら行くから待ってて」

やっぱりベットで小さくなってたんだね
可愛いよ A

仕事が終わって急いで家に行く
もう雷も去って停電も復旧してた

合鍵で玄関を開ける

A「カンイン怖かったんだから」
やっぱり抱きついてきた

KI「ごめんな」
優しくキスを落とす