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A「嫌だ 怖い」
春「ごめんね でもね」
希「頼れる人が他にいなくて」
きっと 本当に困ったのだろう
心配そうに覗き込む顔も
目にはいっぱいの涙を溜めていた
それでも 周りをキョロキョロする
ドンヘがいるかもしれない
あの時の恐怖が頭を持ち上げる
やっぱり 出るのは振るえ
近づいては遠のいて
立ち止まる私に2人の力が緩む
2人の手から抜けると
逃げようとした手を掴まれ
振り向かせようと引っ張るから
すっぽりヒチョルの腕の中
慌てて離れた
HC「ドンヘはいない 何も聞く気はない
2人に頼まれてな 食事をさせたくて来た」
そう言って 可愛らしいケースを見せる
近くのベンチに腰をおろす
A「ヒチョルの手作り？」
HC「リョウガだな
まだ覚えててくれたんだな」
初めて会った日
呼び捨てにして！！
メンバーからの要求に
ちょっと強引に約束をした
後から聞いたら
早く親近感わくでしょって
トゥギは言っていたけど
あの頃は 親近感あったけど
今は 親近感どころじゃないのに
出来れば 離れていたい
春「食べて」
希「食べなきゃ」
ヒチョルが開けたお弁当は
野菜がたっぷりのスープとお粥
そしてフルーツが入っていて
優しい香りに包まれた
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作者名：ゆとりら | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yutorira/
作成日時：2014年5月24日 16時
