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翌朝
キッチンは良い匂いがした
手際良く淹れてくれた
珈琲を持ち窓に目をやる
雨は降りそうにないが
空はどんよりしていた
きっと Aの心の中も
こんな感じなんだろ
気の重いまま 珈琲を流し込む
変な小細工はなんてしない
今は Aの心に問いかけない
今は 2人に頼まれて食べさせるだけ
ジョンスは その後だな
春-side
雨だけは降らないで
ヒチョルさんが助けてくれる
お願い 雨は降らないで
お願いしながら 紅茶を流し込む
希-side
どうやったら3人で行けるのか
寝ぼけた頭で考えていた
部署内でも Aの人気は
Aの変わりようは
部署内でも心配する者が多い
どうしようかな
ぼそっと呟いては
淹れたばかりの珈琲を飲む
ドタバタな午前の終わりがけ
今日は話があるから3人でランチ
忘れないでね
そう言われても 食欲は相変わらずで
深いため息をついた
春と希は 私の腕を掴むと
スタスタ歩き出し公園へ
グルッと腕を絡まれ歩き出し
池が見えてきて 気がついた
あの立ち姿は あの人だよね？
いっ いっ いやぁぁ
A「どうゆう事？
どっ どっして彼が？」
2人は 絡める腕の力を抜かない
どんどん歩き進める
私達を待っていたのは
キム・ヒチョル
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作者名：ゆとりら | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yutorira/
作成日時：2014年5月24日 16時
