王子様は存在する！？【2nd season】 (ページ31)

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鬼のテスト期間ページ31

Aside

夕方…なのにも関わらず、今教室に居る私

『はぁ…』

北「そんなこと言ってないでやるよ、A」

目の前には、頬杖をつきながら鬼のように勉強を叩き込む北斗

そう、今週はテスト期間

北「ほら、ブツブツ言ってないで手を動かして」

『すみません…』

私よりは北斗の方が頭が良いわけで、教え方も上手だから

『ごめん！ここ教えて！！』

北｢お前授業聞いてたか？｣

『聞いてましたけど…』

北｢じゃあ出来るじゃん｣

『だから！！聞いててもわからなかったんです！！』

こんな風に言われても、最終的には教えてくれる北斗には叶わないので

北｢はいはい
いじめすぎたな、ごめん｣

私は不貞腐れて顔をムッとすると

北｢そんな可愛い顔すんなよ、勉強どころじゃ無くなるだろ｣

『はい？』

北｢なんでもねぇよ
ほら教えるからどこがわからないか言ってみ？｣

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

そんなこんなで、とりあえずは終わったけど

北｢こんな調子で大丈夫か？｣

『まぁ…
今まではあべべに助けてもらってたんでね』

北｢俺だって自分の勉強もあるからさ

今回Aがテスト頑張ってくれたら、俺からAにご褒美あげるね｣

『え、ほんとに！？』

北｢ちゃんと頑張ったらな｣