王子様は存在する！？【2nd season】 (ページ30)

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爆モテの王子様からのページ30

Aside

そろそろ夏祭りもクライマックスに

大｢今、何時？｣

北｢もうすぐ20時｣

優｢そろそろ花火じゃん？｣

夏祭りの名物と言っても過言ではない程の今日の目的である花火がもうすぐ始まるらしい

｢ねぇ、ちょっとA借りていい？｣

.

『いきなり何？
にしても、デジャブだよ？この光景』

｢いいじゃんか、やっとAを独り占めできた｣

『何する気なの、樹』

｢わからない？逆に｣

『えっ？』

｢やっぱ鈍感だな、そういうとこも好きだけど｣

色々とコソコソと言っている樹

その状況がよく分かってない私は唖然としていた

そんなことを思っているといきなり樹が迫ってくる

｢ねぇ俺、お前に惚れてんだけどどうすればいい？｣

『へ？』

近づく樹に対して遠ざかる私

でも、遠ざかれるのにも限界があり、もう後ろには木が

ﾄﾞﾝｯ

｢俺、Aの事もっと知りたい

今じゃなくていいからさ、返事待ってる｣

『でも！！そんなこと言ったって…｢構わないよ｣』

｢どうせ、色んな奴に告白されてんじゃないの？｣

『なんで…！？』

｢なんでだろうな
ほら、花火始まったぞ｣

言われて音の鳴る方に目を向けると花火が始まっていた

『みんなの所戻ろうよ』

｢やーだ、このまま一緒に見ようよ｣

あの後、皆さんにたくさん怒られました

樹は話しかけるの禁止になったとか