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ミイちゃんは3月までの出勤らしく
引き継ぎは私になった 。









ミイ「 わかりやすくしておくからよろしくね 」






って手を合わせるミイちゃんだけど
顔があまりに嬉しそうで引き継ぎが私じゃなかったら
きっと怒られていただろうなってふと思ったり 。









大昇「 Aさん 」

『 ん?』

大昇「 ミイさんの引き継ぎになったんですか?」

『 そうなの 』









後ろのデスクの後輩 、岩崎くん 。

しょっちゅうふざけてくるけど
仕事はしっかりこなしてくれる子 。








大昇「 俺の教育係がミイさんだったんですけど 」







教育係もAさんが引き継ぎですか?って
笑いながら聞いてくる 。








『 教育係なんてしません 、手がいっぱいなので 』

大昇「 ですよねー 」

『 それに岩崎くんも教育係もういらないでしょ 』

大昇「 はい 」









ニコニコとしている彼に背中を向けると
携帯電話が震えた 。





今日遅くない?と優斗からで
慌てて時計を見ると19時を過ぎていて

周りを見渡すと誰もいなくなっていた 。









『 私帰るね 』

大昇「 あ 、お疲れ様でーす 」









すぐ帰る と返事をして
バッグを手に帰ることを伝えると
岩崎くんはコピー機の前にいた 。








残業までして資料作り …
岩崎くんの同期はすぐ帰って行くのに偉い 。




そんなことを思いながら帰ろうとした時
コピー機からピーピーと音がした 。








大昇「 あーあ 」

『 … やっちゃった?』









エレベーターに向かおうとしていた足は
コピー機の前にいる岩崎くんの元へ 。









『 あー … これは明日報告しないといけない感じ 』

大昇「 まじですか 」

『 まあこれ古いし仕方ないよ 』









今日は帰ろうよ


そう言えば うーん と伸びをしながら
帰ります って言う 。










エントランスを出たら雪が降っているからか
出勤時より冷え込んでいた 。









『 寒いねー 』

大昇「 Aさん寒そうですもん 」

『 そう?厚着してるんだけどね 』








いくら厚着しているとは言え
寒さによって震えてしまった私の体 。








大昇「 もう仕方ないなー … 今日だけですよー?」








私の体にふわっと掛けられたコート 。







大昇「 俺 、車なのでそれ貸します 」








と手を振って駐車場へ歩いて行ったから
有り難く借りることにした 。





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えとら(プロフ) - 最後まで読んで「タイトルにもそんな意味が!」と思わず拍手しました(笑)メールの返信タイトルぽかったから深い!初恋に執着していたゆうぴの粘り勝ち...面白かったです! (2019年2月16日 12時) (レス) id: 885f62da6a (このIDを非表示/違反報告)
高 橋 り な(プロフ) - 今まで見てきた中で一番面白かったです!! (2019年2月15日 20時) (レス) id: 0c9dbd34fa (このIDを非表示/違反報告)
あー - なんとなくわかっちゃったんですが、スリル満点で、すごく面白いです笑更新頑張ってください! (2019年1月12日 2時) (レス) id: 5bbf37ae17 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 初めてコメントします!続きが気になって何回も読み返してます(笑)また更新されるのを楽しみに待っています! (2019年1月5日 2時) (レス) id: 6e06a15030 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるるん | 作成日時:2018年10月2日 8時

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