Re : sentiment

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私は今の仕事が好きだからまだまだ働きたい派で 。





結婚なんて後5年くらいでいいかなって思っていた …









けどこの考えが覆ったのは雪が降る日 。













『 嘘でしょ？ミイちゃん辞めるの？』

ミイ「 残念ながら本当 。結婚するの 」

『 寿退社か …… って早くない？』










午前の仕事が落ち着いたところでランチタイム



毎日この時間は社員食堂で
唯一の同期であるミイちゃんと過ごしている 。











ミイ「 全然早くないよ 」









迷った挙句に選んだAランチを目の前に
突然始まったミイちゃんから早婚の勧め 。









ミイ「 あのね 、結婚は勢いじゃないと 」

『 … そういうもの？』









焼き鮭を突く私 。









ミイ「 子供を作るにも早い方がいいの 」

『 子供ねー … 私はまだいいかな 」









今の仕事が好きだから後5年はいい と言えば
特大の溜息を吐かれる 。









ミイ「 わかってないなー 」

『 何 』

ミイ「 聞いて 」









ミイちゃんは自分が頼んだラーメンを箸で持ち上げた









ミイ「 ラーメンって伸びたら不味いじゃない？」

『 うん 、そうだね 』

ミイ「 歳を重ねた女は伸びたラーメンと同じよ 」









持ち上げたラーメンを口に運び
そのまま私に言い放つ 。









ミイ「 5年後なんて女じゃなくておばさんよ？」

『 大袈裟じゃない？』

ミイ「 いい？抱かれなくなったら終わりなの 」









水をゴクリと飲み干したミイちゃんは
ド派手にコップをテーブルに置いた 。









ミイ「 仕事は子供を産んでからでも出来る 」

『 そうだけど … 』

ミイ「 じゃあもし今プロポーズされたらどうする？」









ラーメンを食べ終えたミイちゃんが 断るの？って 。








『 …… どうだろう 』









まだいいやって思ってたのに
いざプロポーズされた時の事を考えてみたら
その時になってみないとわからないかも 。









ミイ「 聞いた私が悪かった 」

『 プロポーズされた時の事なんて考えた事ない 』








そうよね って笑うミイちゃんは








ミイ「 でもね 、A 」

『 ん？』

ミイ「 悪いけど私 、先に幸せになるね 」










知り合ってからずっと見てきた笑顔の中でも
特に幸せそうで







『 ミイちゃんが幸せになってくれないと困る 』









結婚もいいなって 。





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