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眩しく射し込む光と背中からの温もりで目が覚めた









私のお腹に回っている優斗の腕を退かせ 、

下に落ちている衣類を拾い上げると
ベッド横のゴミ箱が目に入る 。









『 … ある 』












ゴミ箱の中をゆっくりと覗けば
あの薄い存在が2枚ほど捨ててあった 。









『 ……… 』














まだ 、着けるんだ …





結婚しても働くつもりでいる私にとっては
今はまだ着けてくれている方が助かる 。





だけど男の人って … こんなものなの?






仮にも結婚する相手だよ 、

あんな薄い存在を挟んで自分を制御するなんて
嫌じゃないの?














『 寒い … 』













結婚しても優斗はこのままなのかな …



まだ寝ている彼を背にそんなことを考えながら
寒さに震えた体を摩りながらシャワーを浴びに行った











シャワーを浴びた途端
すっきりした頭 。









髪を乾かし終えた頃には優斗も目を覚ましていて
ふにゃっと笑っておはようって朝食を作ってた 。









優斗「 朝からオムレツって重い?」

『 ううん 、大丈夫だよ 』

優斗「 よかった 。昼から買い物行こうよ 」

『 うん 』









フライパンからお皿にオムレツを盛る優斗は
パーカーを1枚羽織っているだけだから
嫌でも見えちゃう意外とある腹筋 、


寒そうと思いながらもドキドキする 。















今日は平日なのに珍しく2人とも休みだったから
出掛けることになった 、









『 早くシャワー浴びておいでよ 』









私のお皿だけに飾られたプチトマトを1つ
フォークに突き刺し口に入れては


オムレツを食べ終えて洗い物をしようとしている
優斗にそう声を掛けた 。









優斗「 じゃあ入ってくるわ 」









いつもなら上手く交わされるけど
今日は珍しく手を止めて

すぐにキッチンを離れたから最後のプチトマトを
口に放り入れて私が洗い物をした 。









ジャーっと皿の上を流れる湯 。





優斗がシャワーを浴び始めたからか
洗い物をしている途中に出していた湯が少なくなる




湯をはんぶんこ 。










『 ふふっ 』












なんだか優斗と一心同体になれた気がして
嬉しくなった 。









*

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えとら(プロフ) - 最後まで読んで「タイトルにもそんな意味が!」と思わず拍手しました(笑)メールの返信タイトルぽかったから深い!初恋に執着していたゆうぴの粘り勝ち...面白かったです! (2019年2月16日 12時) (レス) id: 885f62da6a (このIDを非表示/違反報告)
高 橋 り な(プロフ) - 今まで見てきた中で一番面白かったです!! (2019年2月15日 20時) (レス) id: 0c9dbd34fa (このIDを非表示/違反報告)
あー - なんとなくわかっちゃったんですが、スリル満点で、すごく面白いです笑更新頑張ってください! (2019年1月12日 2時) (レス) id: 5bbf37ae17 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 初めてコメントします!続きが気になって何回も読み返してます(笑)また更新されるのを楽しみに待っています! (2019年1月5日 2時) (レス) id: 6e06a15030 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるるん | 作成日時:2018年10月2日 8時

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