ナカノヒトゲノム[実況中]ヤンキー君の恋２ (ページ34)

今日:15 hit、昨日:4 hit、合計:52,139 hit

番外編　駆堂アンヤの誕生日＜１＞ページ34

貴方side

『は？』

　こんにちは。Aです。

　今ユズ先輩に難題を言われたところです。

『別にそれ、誰でもよくないですか？』

ユズ「駄目なんだよ～Aじゃなきゃ！」

『はぁ、、、わけわかんない』

　私が一体何を押し付けられたか。

　それはアンヤの気を引くこと。

　今日１０月１０日はアンヤの誕生日なのだ。

ユズ「頼むよ！Aがアン坊の気を引いているうちに全ての準備は終わらせるから！な！？」

　ユズ先輩が言うには、私がアンヤの気を引いているうちに、誕生日パーティーの準備を終わらせて

　しまいたいのだそうだ。

　みんなに聞きたい。

　誰でもよくないか？

　そう思ってさっきユズ先輩に言ったのだが。

　断固拒否。もう一回言ってみるか。

ユズ「いや、Aじゃなきゃダメだ！」

　、、、なんで～？

『私じゃなきゃいけない理由を教えてくださいよ』

ユズ「まずだな、ボクとひーみんとカリリンは準備をしなくてはいけないだろ？」

　ちょっと待て。

『なんで私も入れてくれないんですか』

　自慢じゃないけど、結構なんでもできるよ私。

ユズ「忘れてた☆」

『、、、殴りますよ』

ユズ「ごめんなさい」

『、、、で、他の人たちは』

ユズ「お、おう。アン坊は当事者だし、ザッくんは絶対ケンカするだろ？マキマキは寝るだろうし、

　カイさんは途中で飽きそうだしな」

『確かに、、、』

ユズ「だからAしかいないと思ってな」

『む～、、、わかりました。引き受けます』

　誰か忘れてるような、、、。

ユズ「ありがとう！それじゃ頼んだぞ！」

『頼まれました』

　まあ、今日は休みだからね。

　アンヤは結構起きないから、しばらく自由かも。

ユズ「ちなみにアン坊はもう起きてるからな」

『、、、なぜ』

　あ、あとアカツキは！？

ユズ「あっきーが起こしに行ったからな」

『余計なことを、、、』

　あいつ、あとでしばいてやる。アホ毛引っ張ってやる。←地味に痛いやつ。

『はああああ、、、とりあえず、アンヤを動かさなければいいんですよね』

ユズ「ああ。あ、物理的には駄目だぞ。会話でな」

『はーい、、、』

　辛いな。別にコミュ力がないわけじゃないけど。アカツキほどはない。

　、、、ん？待てよ、、、。

　あーそっか。アカツキも使えば絶対動かない。唯一のマブダチだからね。

『そうと決まれば、口実を作らなければ』

　別にゲームでいっか。めんどくさい。