《セラフィリア～九十九精神科の愉快な日常～》 (ページ17)

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【第7話～黒山羊の呼び声～】ページ17

なんやかんやで妖魔界に着いた

エンマ邸に着くと,カイラくんと百廻が出迎えてくれた

百｢おやお母様,如何なされたんですか?｣
ｶｲ｢おや神螺さん,何用ですか?｣
神｢うん,ちょっと本の捜し物しててね.図書室を見せて貰える?｣
ｶｲ｢ええ,構いませんよ.鍵なら爺やが管理していますので｣
神｢OK｣

遊｢はえー…凄え広いな此処!｣
ﾕﾔ｢図書室ってレベルじゃ無いですね…｣
Ⅲ｢こんな広い所で一冊の本が見つかるんですか?｣
神｢んー…こういう時は【SALMONCALL】｣
神｢降臨致せ【スクナヒコナ】｣

大きな魔方陣の発動と共に,二つの魔方陣が円筒状になる
すると,その中に神格装束に身を包む少年が現れた

ｽｸ｢ん…神螺どうしたが?｣
神｢本を一冊探して欲しいの.名前は多分“黒山羊”だと思う｣
ｽｸ｢“黒山羊”?分かった探してみるな｣ﾑｯ

スクナヒコナside

神螺から聞いた不確かな本の情報
しかも,まさかの“黒山羊”
此ばかりは少し探し出すのを戸惑う

黒山羊

それは悍ましき豊穣の神の全てについて記された書物
所謂“ElderGod”と言われる代物を呼び出す方法や万が一,遭遇した際の対処法が記されている

割かし危険な代物なんだけども…
探して良いのだろうか…