いつか想いが届いて欲しい。【第五人格】【れれい】

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重たい腰を起こして顔を洗って歯を磨く
こんな当たり前な日常が幸せだった事に気づく。

今日は遅めの出勤なのでまったり過ごしていた
そろそろ18時かぁバイト行こっと


「あれ〜？Aじゃん。久しぶり〜」

『あっ…久しぶり…』

「ほんと変わんないね〜俺に声かけられると、いつもそんな返事だよな。愛想ねぇ奴。」


この人は高校時代、私を虐めてきた人

「地味」「汚い」「学校に来るな」「どっか行け」

毎日ひどい言葉をかけてきた

挙げ句の果てには自分が気に入らないと暴力を振るう人。


地元から離れて一人暮らしをしていたのに、なんでこんなところで会うの…

「あのさぁこの後お前暇じゃねーの？」

『今からバイトに…』

「俺さぁ今日帰るとこないんだよね」

『…』

「終わるまで待つから泊めてくんね？」

『無理だよ…男女一つ屋根の下なんて…』

「何？また虐められたいわけ？」

あの時の恐怖が蘇る

汚い言葉、暴力

同じ部屋で一晩過ごす…

でも断れば何されるかわからない

『今日だけ？』

「今日だけ、泊めてくれりゃ何もしねーよ」

『本当に…？』

「いちいちうるせぇよ、どっちなんだよ」

怖い…

『わかった…今日だけだよ』

「サンキュー、じゃまた後でな」



何もしないって言ってたし、でも…やっぱり怖いな…

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