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あくる日の放課後2 ページ24

カッコイイ…

ルナ「カッコイイでしょ?」

マナ「好きになっちゃった?」

こっそりと囁かれた言葉の
あまりのタイミングの良さに
思った事を声に出てしまったのかと思った

想いを代弁されたかのようなタイミングに
自然と顔に熱があつまる

そんなAの反応に
ルナとマナはキラキラしたような笑みを向ける

ルナ「魅力的でしょ?」

マナ「素敵でしょ?」

小さくても女の子
秘密の恋バナにワクワクしている様子
尚も攻めてくる2人にAは為す術もない

A「もう勘弁して」

赤くなった顔を隠すように
ギュッと2人を抱きしめて顔を埋める

ルナ「キャハハ、くすぐったいよ」

マナ「キャハハキャハハ」

A「2人とも覚悟して!」

恥ずかしさを隠すように
Aはルナとマナをくすぐった

キャッキャと笑い声を上げながら
3人は息を切らすまで遊んだ






八戒sideーー

八戒「タカちゃん、あの子は…」

公園のベンチで作業するタカちゃんの隣に座り
ルナちゃんとマナちゃんを見守る

三ツ谷「八戒、お前、全くAを見ないのな」

視線は作業する手元のままに
微笑するタカちゃんが言った

八戒「だって!タカちゃん、知ってる癖に。俺が女子苦手なの!」

三ツ谷「わるいわるい。あいつはクラスメイト。家が近くてマナとルナが気に入ってるんだ」

八戒「気に入ってるのはホントにマナちゃんとルナちゃんだけ?」

三ツ谷「何が言いたいんだよ」

八戒「いや、俺の目は誤魔化せないよ」

三ツ谷「別に隠してねーけどな。もちろん俺も気に入ってる」

なんだかタカちゃんに似合わない気がして
ジーと横顔を見ていれば
タカちゃんが居心地悪そうに身動ぎした

三ツ谷「なんだよ」

八戒「タカちゃんに恋とか似合わないなって…イッテ!?なんで俺叩かれたの…?」

三ツ谷「お前が恥ずかしい事言ってるからだろ」

八戒「恥ずかしいのはタカちゃんじゃん!」

理不尽な仕打ちに叫べば
タカちゃんにまたバシっと叩かれた

三ツ谷「バカ、うるせーよ。ルナ、マナ、帰るぞー」

タカちゃんが声をかけると
さっきまで遊んでいた3人が戻ってきた

三ツ谷「A、今日も飯食ってくか?」

A「良いの?」

三ツ谷「ああ」

A「じゃあお言葉に甘えて」

三ツ谷「八戒はどうする?」

八戒「俺はいい!帰るよ。じゃあねタカちゃん」

言うが早いかという勢いで
俺はさっさとその場を逃げ出した

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くらら(プロフ) - あさん» ご指摘ありがとうございます (2022年6月12日 13時) (レス) id: 10f98cb4da (このIDを非表示/違反報告)
- 三ツ矢ではなく三ツ谷です…。作品自体は面白いので少し勿体ないような気がしました🙇‍♀️💦 (2022年6月12日 12時) (レス) @page5 id: 645db5c9a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらら | 作成日時:2022年5月30日 3時

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