あくる日の日常 ページ11
お昼休みに入り
屋上の秘密基地に向かえば
そこには先客がいた
A｢あ！パーちん、ペーやん。来てたんだ｣
しばらく前に
初めて三ツ谷と秘密基地で過ごしたのをきっかけに
度々三ツ谷は秘密基地に来るようになった
最初は2人で過ごしていた秘密基地だが
徐々にパーちんやペーやんも入り浸るようになり
今では4人で過ごすことも少なくない
自然と仲良くなり
今では気安く呼びあえる中になっていた
パーちん｢おう、A遅かったな｣
ペーやん｢三ツ谷はまだ来ねーのか？｣
A｢三ツ谷君は例の女生徒を巻いてる。毎度毎度凄いメンタルだなって尊敬する｣
ペーやん｢三ツ谷のやつ喧嘩はつえーけど女に手あげないからなぁ｣
A｢それは皆普通にそうであって欲しいけど。三ツ谷君、喧嘩強いんだ…｣
パーちん｢二番隊の隊長だぞ。たりめーだろ｣
A｢でも実際戦ってるとこ見た事ないし。三ツ谷君、どちらかと言えば小柄なタイプでしょ。普段から優しいし、喧嘩してるとこ想像出来なくて｣
3人で何気ないお喋りをしていると
屋上のドアが開く音とハシゴを登る音がする
三ツ谷｢悪い、遅くなった｣
A｢お疲れ様。お昼食べるのも一苦労だね｣
三ツ谷｢はっきり断ってんのに、これ以上どうしろってんだよ｣
ペーやん｢Aに彼女役やってもらえばいんじゃねーか？｣
三ツ谷｢何して来るか分かんねーんだぞ。ダメだろ｣
A｢まぁ私もアレに追いかけられるのは遠慮したいけど｣
実際あの女生徒がいたから
今このメンバーで秘密基地に集まり
お昼を一緒に食べれてるんだと思う
それにトラブルが解決したら
もう一緒に過ごせなくなるのかなと思うと
残念な気がしてならない
三ツ谷｢A、また菓子パンばっか食ってんのかよ｣
A｢だって、美味しいから｣
三ツ谷｢野菜取らねぇと体に悪いぞ｣
A｢分かってるよ。お兄ちゃん！｣
三ツ谷｢誰がだよ。ほら｣
三ツ谷が紙パックの野菜ジュースを差しだす
A｢え…わざわざ買ってきてくれたの？もう、本当…お兄ちゃん。でも素直にありがと｣
三ツ谷｢ちゃんと自炊もしろよ｣
A｢自炊ね〜。たまにやるけど三ツ谷君は本当偉いよね。と言うより凄い。尊敬する｣
三ツ谷｢なんだよ急に｣
A｢本当だよ。本当に思ってること｣
三ツ谷｢はいはい｣
ペーやん｢早く食わねーと昼休み終わんぞ。見ろ、パーちんなんてもうとっくに食い終わってんだろ｣
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くらら(プロフ) - あさん» ご指摘ありがとうございます (2022年6月12日 13時) (
レス) id: 10f98cb4da (このIDを非表示/違反報告)
あ - 三ツ矢ではなく三ツ谷です…。作品自体は面白いので少し勿体ないような気がしました🙇♀️💦 (2022年6月12日 12時) (レス) @page5 id: 645db5c9a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらら | 作成日時：2022年5月30日 3時
