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東京卍會 ページ37

エマ「Aさんは良いな。余裕があって。彼氏もあの三ツ谷君だし」

エマの言葉に何となく気まずい気持ちになり
曖昧な笑顔を浮かべる

A「それはどうかな…」

エマ「Aさん、落ち着いてるし。こんな悩みとは無縁でしょ?大人になればこんな事で悩まなくても良いのかな…。早く大人になりたい…」

刹那そうに俯くエマにAは心苦しくなる

A「エマちゃんは十分素敵だよ。大丈夫。それに…。私の方こそ、妹扱いされてそう。手がかかる妹とか思われてそうで…」

エマとAは自分の想い人を
見つめながらため息をついた

A「エマちゃん、お互い頑張ろう。大好きなあの人に振り向いて貰えるように、ね!」

エマ「…はい!頑張ります」

その後は流行りのお店や服
おすすめのカフェの話題で盛り上がってる間に
東京卍會の集会が終わった

お喋りをするAとエマの元に
集会を終えた数人の人間が近づいてきた

ドラケン「終わったぞ、お前ら」

マイキー「ケンチンお腹空いた」

ドラケン「ああ?なんもねーよ」

エマ「マイキー、クッキーならあるよ。Aさんもどうぞ」

A「ありがと」

パーちん「俺にもくれ」

エマが持ってきたクッキーを
皆で食べながらお喋りが続く

場地「A、この間写真送ってくれた猫はどこの猫だ?」

A「え…どの子?」

場地「こいつだよ」

場地の携帯を覗き込めば
足の短い可愛いぶち猫の写真があった

A「あぁ、この子はあの河川敷をもう少し上流に」

千冬「あの公園近くっすか?」

A「そうそう」

気心知れたようにお喋りを始めた
珍しい組み合わせの3人に
三ツ谷が戸惑ったような表情で声をかける

三ツ谷「いやいやいや、ちょっと待てよ。お前ら何?いつの間にそんな関係になったわけ?」

千冬「そんな関係?」

場地「なんだよ、三ツ谷。お前気になんの?」

キョトンとする千冬とは対照的に
悪い顔で挑発的に笑う場地に
三ツ谷は軽くイラッとした

三ツ谷「はぁ?気になってねーし」

場地「なら構わねーよなぁ?」

売り言葉に買い言葉ですら
軽口に出来てしまう彼らは
本当に仲良しで
傍から見たら一触即発なのに
知れば知るほど東京卍會の人達は
良い人ばかりで全く怖い印象はなくなった

A「三ツ谷君、大した事じゃないよ。実はね…」

そう…
場地君と仲良くなったのは本当に偶然で
自主トレーニング中に
たまたま野良猫と戯れる場地君と会ってしまい…

猫好き同盟が築かれるまで(回想)→←集会



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くらら(プロフ) - あさん» ご指摘ありがとうございます (2022年6月12日 13時) (レス) id: 10f98cb4da (このIDを非表示/違反報告)
- 三ツ矢ではなく三ツ谷です…。作品自体は面白いので少し勿体ないような気がしました🙇‍♀️💦 (2022年6月12日 12時) (レス) @page5 id: 645db5c9a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらら | 作成日時:2022年5月30日 3時

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