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あくる日の休日5 ページ32

A「あ!そうだ、三ツ谷君。はい、これプレゼント」

別れ際
Aはさっき買ったキーホルダーが入った袋を
三ツ谷に手渡す

三ツ谷「何のだよ?」

A「んー、今日の記念…?あ!誕生日!三ツ谷君この間誕生日だったでしょ?それ!誕生日プレゼント」

三ツ谷「明らかに今思いついた理由だろ、それ」

そう言いながら
袋の中身を取り出した三ツ谷は
キーホルダーを見て一瞬動きを止めた

その後すぐに笑いだし
意味のわからないAは首を傾げる

A「え、なになに?どうしたの?」

三ツ谷「わりぃ。ほらこれ」

笑いながら三ツ谷が差し出してきたのは
さっきAが渡した袋と似たような袋

中を確認すると
Aが買ったキーホルダーと同じものが出てきた

キョトンとしたAと堪えるように笑う三ツ谷

2人の手には同じ星の砂のキーホルダーが
握られていた

状況を理解した瞬間
Aも思わず笑いだし
2人で大笑いしてしまう

A「あはっ…やだ、嘘でしょ」

三ツ谷「だろ、俺ら同じことしてんだから。おもしれーよ」

A「でも三ツ谷君、これ何のプレゼント?」

三ツ谷「あー、今日の記念…?な」

A「疑問形。でもありがとう。遠慮なく貰うね」

三ツ谷「ああ、それ願い事が叶うらしいから、何かお願いしろよ」

A「三ツ谷君もね」

三ツ谷「ああ、じゃあな」

そう言って小走りで颯爽と去っていく三ツ谷を見送り
アパートの中に入る

予想もしてなかったプレゼントに嬉しくなりながら
どこにキーホルダーを付けようかキョロキョロとする

A「やっぱり携帯かな」

携帯にキーホルダーをつけながら
何をお願いしようか考える
さっき1つお願いごとをしちゃったから
今回は別のお願いがいい

願わくば…
私の大事な人達に幸福を
そして私もその人達と一緒に幸せになれますように…






ーーーーーーーーーーーー

三ツ谷「Aちょっといいか?」

ある日の放課後
部活に行こうとしていると
三ツ谷に呼び止められる

A「どうしたの?珍しいね」

三ツ谷「頼みたいことがあってな。部室まで来てもらいたいんだ」

言われるまま
三ツ谷と手芸部の部室に入れば
部員達の視線が一斉に集まった

そのまま中断した作業を再開するでなく
ポカンと見つめられる

A「え…な、なに?…どうも」

敵意を向けられるでもなく
ただ驚いた様子で見られ
Aも対応に困り軽く会釈する

三ツ谷「皆邪魔して悪い。すぐ終わらせるから、勘弁してな」

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くらら(プロフ) - あさん» ご指摘ありがとうございます (2022年6月12日 13時) (レス) id: 10f98cb4da (このIDを非表示/違反報告)
- 三ツ矢ではなく三ツ谷です…。作品自体は面白いので少し勿体ないような気がしました🙇‍♀️💦 (2022年6月12日 12時) (レス) @page5 id: 645db5c9a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらら | 作成日時:2022年5月30日 3時

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