科学王国(ラボ) ページ3
ラボに来れば案の定、研究、開発、失敗の跡と様々な発明品
そして薬草や鉱石等の素材や化学薬品で溢れかえっていた
A｢うーん、これ何…？｣
薬品類は無色透明で何が入っているか分からない
そもそも触って大丈夫なものなの？
A｢凄い、このガスマスク本物？｣
しばらくラボ内やラボの周りを調べていたら、村の方が騒がしくなる
村の方からは火の手が上がり、その凄まじさは煙の量を見ても明らかだった
A｢まさか…火を放ったの！？｣
すぐに村人達の切羽詰まった声が聞こえ、子供、老人から優先してラボがある広場に避難してくる
それを先導しているのはクロムやコハクを含む村の大人達だ
コハク｢A！ここにいたのか。住民の避難を手伝ってくれ｣
Aは快諾し、しばらく老人や子供の対応に追われていた
やっと状況が落ち着き、千空やゲンが合流してきたところでスイカがいない事に気がつく
A｢待って…スイカちゃんは？｣
Aの言葉に、慌ててコハクが飛び出していき
千空がガスマスクを背負ってそれを追いかけて行った
Aも思わず追いかけようとして、ゲンに引き止められる
ゲン｢待った。行ってどうするの？何があるか分からないんだ危険だよ｣
A｢でも…！…っ、待って、そうね｣
ゲン｢うん。いい子だね〜｣
A｢じゃあ、状況報告｣
そう言ってAは離れていた間の出来事をゲンに事務的に報告していった
ゲン｢え！？野生動物に追いかけられるなんて災難…。とにかく無事で良かったよ〜。野生動物を巻くために遠回りしてて遅くなったのね｣
A｢まあ。川を渡って匂いをウヤムヤにしなきゃならなかったから、大分遠回りしちゃった｣
ゲン｢でも何で別れたはずの筋肉男達と合流出来たわけ？それにイノシシの群れは偶然？｣
ゲンの鋭い指摘にAは思わず笑ってしまった
A｢ふふっ…鋭いね。1度目の旅でイノシシに襲われた事があったから、あの辺にはイノシシが生息しているのを知っていた。あの時私達は食料を取られたから、イノシシ達は人間の食事の味や匂いを覚えているはず。その可能性に賭けて、私に割りあてられた干し肉を細かく割いて道に落としてたの。食料の匂いが付いた手でいろんな所に匂いや痕跡を残したし｣
ゲン｢そんな早くから準備してたわけね｣
A｢上手く行かなければ他の策を考えたけど、上手くいって良かった。脳筋の5人は道案内役を失いながらも何とか2日かけて村を探し当てただけ｣
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くらら(プロフ) - cocoさん» コメントありがとうございます。久々に更新しますので今しばらくお待ちください (11月12日 3時) (
レス) id: 1c45d362d0 (このIDを非表示/違反報告)
coco - 更新 楽しみ に 待ってます… ！ 応援しております (11月8日 17時) (レス) id: b5d2aa4ac1 (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます。期待に応えられれば良いのですが (2022年8月19日 23時) (レス) id: 10f98cb4da (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - はじめまして！一気に読ませて頂きました、他とは違ったとっても面白い展開になっているので更新とても楽しみです！頑張って下さい!! (2022年8月19日 22時) (レス) id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらら | 作成日時：2022年5月26日 3時
