嵐 ページ2
森の中では良いようにやられた脳筋達が悔しさに大暴れし大声で地団駄を踏んでいた
脳筋3｢くっそ！銃さえなきゃ！｣
ゲン｢なら攻めるのは火縄銃の使えない嵐ん時だね〜｣
ゲンの発言からAは状況を何となく察した
なるほど…
今すぐ司に攻めいられるのは困るから、ここに足止めし時間を稼ぎたいと…
銃が本当に完成してるのかは分からないけど、少なくとも大軍が押し寄せたら対応できない状況って所かな
氷月｢千空くんが生きてた時点で戦況は180度変わっています。ちゃんとしましょうよ。すぐに戻って司くんと大部隊を編成したほうがいい｣
ゲンの思惑とは対照に冷静に最善手を提案する氷月は、本当にあつかいにくい
そんな氷月の言葉に従わないのは脳筋の脳筋たる所以か…
興奮し猪突猛進になっている脳筋達はコントロール不能で氷月に縦付き、管槍がなければロクに闘えないヒョロガリと罵った
氷月に対する言動にこっちがヒヤヒヤする
ゲン｢くだやり…？｣
ゲンが管槍を不思議そうに手に取り、不思議そうに触る
武器に不用意に触られた氷月はゲンを落ち着いた様子で牽制し、牽制されたゲンは慌てて管槍から離れた
氷月｢では…期限を儲けましょう。それまで待って嵐が来れば良し。来なければ撤退｣
しばらく黙って考えを巡らせていた氷月は方針を決め、今だぎゃあぎゃあ言う脳筋達を無視した
A｢意外。少し待つんですね｣
氷月｢おや…Aさんは反対ですか｣
A｢…そうですね。私は…｣
Aはしばらく重巡するかのような間を置き答えた
A｢いえ、賛成です。相手の戦力が分からない以上調べる必要はあると思います。橋の手前にラボ的なものもあったし｣
氷月｢ではその様に｣
ーーーーーーーーーーーー
強い吹き降ろすような風が吹いた
脳筋3｢ガハハ、嵐だ！たった3日で来やがった。天は俺様に味方しているぞ……！！｣
A｢思ったより早かったわね｣
氷月｢では…｣
氷月がほむらに目配せし、ほむらが心得たようにサッと姿を消した
それに合わせAも自分の仕事のため別方向へ歩を進めれば、すれ違いざまにゲンが呟く
ゲン｢捜査が済んだらそのまま留まって｣
そしてすぐ氷月達と橋の方へ向かって行った
ほむらがどんな指示を受け、どこに行ったのかは分からない
だけど氷月は意味の無いことはしないはず…確実に何か策がある
A｢気をつけてね、ゲン…｣
Aはゲンにもう届かないと知りながら小さな声で呟いた
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くらら(プロフ) - cocoさん» コメントありがとうございます。久々に更新しますので今しばらくお待ちください (11月12日 3時) (
レス) id: 1c45d362d0 (このIDを非表示/違反報告)
coco - 更新 楽しみ に 待ってます… ！ 応援しております (11月8日 17時) (レス) id: b5d2aa4ac1 (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます。期待に応えられれば良いのですが (2022年8月19日 23時) (レス) id: 10f98cb4da (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - はじめまして！一気に読ませて頂きました、他とは違ったとっても面白い展開になっているので更新とても楽しみです！頑張って下さい!! (2022年8月19日 22時) (レス) id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらら | 作成日時：2022年5月26日 3時
