司帝国�� ページ9
ゲンがいた…
そうおもった瞬間、この世界にゲンがいてくれたんだという事実が実感となってAを襲う
頼れる人がいないと孤独を感じていた分、その実感は何倍も強くAに襲いかかった
安堵で唇が震え、涙が溢れそうになるのをAはぐっと堪えた
そんなAの様子に気がついたゲンは、ハッとし慌てて司との話を終え、Aの手をとる
ゲン「とにかく、今回の集まりは千空ちゃん捜索についてでしょ？Aちゃんには俺から説明しとくからさぁ。説明も説得もメンタリストである俺の仕事でしょ！じゃあね〜。今日は解散〜」
ゲンはそう言い残すとそそくさとAを連れ、その場を後にした
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外に出ると外はもう日が落ち暗くなっていた
所々で焚き火や松明が燃やされ、うっすらと辺りを照らす
辺りを照らす灯りから少し離れ、Aとゲンは川辺に来ていた
起きてからゲンに会うまでの出来事で憔悴していたAは、水辺近くの岩場に腰掛けボーと俯いていた
そんな様子のAを見てゲンは、Aの関心をどう得ようか考えていた
どう見てもこの憔悴具合は放っておけないほどバイヤーで…メンタルケアをするにもまずは関心を得なければならない…
ゲン「いやぁ〜。それにしても。こんな所でAちゃんに会うなんて驚いたよ」
A「…」
ゲン「イヤになっちゃうよね〜。起きたら突然3700年経ってますなんて言われちゃってさ。てっきりドッキリ番組かと思っちゃったよ」
A「…」
ゲン「Aちゃんもびっくりしたよね。司ちゃん達みんなごついし。筋肉ムキムキで圧迫感あるよね〜。女性陣もムキムキな人が多いのよ。まぁ労働力確保って意味合いが強いから仕方ないのかなぁ」
A「…」
ゲン「もちろんスレンダーな人達もいるのよ。南ちゃんとか杠ちゃんとかね。あの子達は別の特技で起こされたみたいだからね〜。南ちゃんは人材探し、杠ちゃんは被服手芸って所かな」
A「…」
ゲン「えーと…Aちゃん？流石にドイヒーよ〜。俺もきずついちゃうんだけど…」
憔悴するAを気づかい、楽観的になんて事ない話を続けていたゲンは、Aの反応が芳しくないため作戦を変えることにした
Aは決して人でなしではない
ゲンが傷ついたとなれば何らかの反応を示す
案の定Aはゆっくりとした動作でゲンの顔を見つめた
そんなAにゲンはニッコリ笑いかけた
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くらら(プロフ) - 星さん» ありがとうございます。コメント嬉しいです (2021年5月1日 9時) (
レス) id: 10bc412026 (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2021年5月1日 7時) (レス) id: 43b4052d04 (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - 風音さん» ありがとうございます。なかなか旅に出ないし進みが悪くてすみません。更新頑張ります (2021年3月3日 13時) (レス) id: 10bc412026 (このIDを非表示/違反報告)
風音(プロフ) - 関係性といいストーリーといい好きです！評価，お気に入り登録しました！更新頑張ってくださいね！応援してます！ (2021年3月3日 7時) (レス) id: 1d82dd420f (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - 緋刃さん» ありがとうございます。なかなか更新が進まなくてすみません。今後もよろしくお願いします (2021年2月12日 3時) (レス) id: 10bc412026 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらら | 作成日時：2020年9月24日 3時
