追加調査�� ページ31
そして…
トライアンドエラーを繰り返す時間…
そう1番大事なのは時間だ
現状千空は司の脅威になり得ない
今司に報告すれば、そく行動そく排除で千空は終わり
戦いにすらならない
ゲンの言う通り、『鉄の武器が出来れば』勝率が上がる程度の話だ
A「分からないって…それは…。ゲンが…」
勝たせたいだけじゃなくって…？と言う言葉をAは飲み込んだ
その代わりに別のことを聞く
A「鞍替えするつもりなの？」
千空「ククク。それは俺も聞きたかったことだ。どうなんだ、ゲン、テメーは？」
さっきまで鉄の棒を作っていた千空がいつの間にか側まで近づいてきていた
ゲン「ぶっちゃけね〜。10ー0で司帝国の勝ちと思ってた。俺の仕事は千空ちゃんが死んだことの確認だよ。『司！千空は生きてた！』ハイ、それで君は一巻の終わり。そのつもりだった。だが鉄の武器が出来れば勝負は分からない！嘘の報告をするだけだ。『原始的な集落があっただけ』『千空は死んでる』それで千空ちゃんは助かる」
千空「ククク。も〜し、そうしてくれると実におありがてえ」
ゲン「俺はな〜んのポリシーもない世界一ペラッペラな男だ。可愛い子たちと楽しく暮らせりゃそれでいい。司が死のうが千空ちゃんが死のうが知ったこっちゃない。俺は誰を切ってでも、勝ち馬に乗る！」
凶悪なくらい悪い顔で正体や目的をペラペラ喋るゲンをAはもう止めなかった
今さら止めたところで後の祭り。誤魔化しようがない
ゲン「迷ってんだよ〜。司を裏切って千空ちゃんの味方に着くか！？司帝国VS科学王国。勝つのはどっちかね〜？」
千空「あ？決まってんじゃねえか。そんなもん科学王国だ！！」
千空は力強く宣言するそんなものなんの保証にもならない
話は平行線のまま次の日へ持ち越しとなった
ゲンもAもその場で千空達と別れ野営の準備をする
迷ってるなんて…そんなわけないじゃない
初めからゲンは千空に傾いていた
でなければそもそも千空の前に姿を表さない
千空が生きているのを確認するだけで、今回の依頼は達成なんだから
もう既にこの時点でゲンの気持ちはほぼ決まっている
1番大事な時間の確保
それは千空達だけでは達成不可能だ
それを達成するためには、ゲンの協力が必要不可欠
文字通り、これはゲンの協力が勝敗を左右する
でも危ない橋には違いない…
ゲンが協力して初めて五分五分の勝負…
なんでこんな無謀なことを…と思う反面、何となくゲンの気持ちがわかる気がした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 161人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くらら(プロフ) - 星さん» ありがとうございます。コメント嬉しいです (2021年5月1日 9時) (
レス) id: 10bc412026 (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2021年5月1日 7時) (レス) id: 43b4052d04 (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - 風音さん» ありがとうございます。なかなか旅に出ないし進みが悪くてすみません。更新頑張ります (2021年3月3日 13時) (レス) id: 10bc412026 (このIDを非表示/違反報告)
風音(プロフ) - 関係性といいストーリーといい好きです！評価，お気に入り登録しました！更新頑張ってくださいね！応援してます！ (2021年3月3日 7時) (レス) id: 1d82dd420f (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - 緋刃さん» ありがとうございます。なかなか更新が進まなくてすみません。今後もよろしくお願いします (2021年2月12日 3時) (レス) id: 10bc412026 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くらら | 作成日時：2020年9月24日 3時
