追加調査�� ページ30
まだ訝しんでいる様子の千空だったが、腹の探り合いは自分の領分ではない
ましてやメンタリストである『あさぎりゲン』が相手では話にならないだろう
千空は良くも悪くも効率重視で回りくどいことが得意でない自分をよく分かっていた
だから腹の探り合いは早々に放棄し、マンパワー確保に動く
千空「…。ククク。まぁそういうことにしといてやるよ。ともかく世の中タダ食いはねぇ。ラーメン食ったやつは全員！仕事があんだ」
ゲン「仕事？」
ーーーーー
ゲン「うおおおおおおお！？！？！？」
A「な、なんでー！？ああぁぁぁぁー！」
仕事先に着いた村人達と共に、ゲンとAは強制労働に勤しんでいた
既にラーメンという対価を貰っているため、仕方がないとも言えるが、手法だけなら完全に詐欺の所業だ
ハァハァと息を切らし涙目になりながら必死で製鉄路に空気を送り続ける
千空「あさぎりゲン。大樹と杠は元気にやってっか？」
ゲン「あ〜。そゆことね。必死こいてる心の隙にカマかけようと。勇気あんなぁ。メンタリストにそおゆう勝負挑んじゃう？」
当然この瞬間までのらりくらりとやり過ごすと思っていたゲンの次の言葉には、千空だけじゃなくAまで驚いた
ゲン「でも安心しなよ。引くほど元気だからさ。特に大樹ちゃんなんか底なしの体力！知ってんだろ。千空ちゃん」
A「…ゲン！」
コハク「長髪男の手先確定だ殺すか！」
千空「待てバカ。あさぎりゲン。テメー、100億%カマかけに気づいてて、なんで急にアッサリ司の仲間だって認めた？」
ゲン「情勢が変わったんだよ。こいつを見たからね」
焦っているだけなのはAだけなのか…
他の人たちは至って冷静に話している
Aは作業をしていなければ今すぐにでもゲンに詰め寄って真意を問い詰めたい気持ちでいっぱいだった
そしてそのタイミングは数時間交代制で製鉄路に酸素を送り続け、鉄が完全に解けたタイミングでやってきた
A「ゲン！なんであんなこと…」
ゲン「落ち着いてよ、Aちゃん。だって見たでしょ。鉄の武器が出来たらどっちが勝つか分からないじゃない」
A「分からないって…」
分からないはずない
たとえ鉄の武器ができたからって少し勝率が上がるだけだ
ほぼ司の勝ちは変わらない
そもそも千空達が勝つためにはクリアしなければならない条件が多すぎる
科学を進歩させる為の素材の確保
科学を維持進歩させるためのマンパワーの確保
そして…
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くらら(プロフ) - 星さん» ありがとうございます。コメント嬉しいです (2021年5月1日 9時) (
レス) id: 10bc412026 (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2021年5月1日 7時) (レス) id: 43b4052d04 (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - 風音さん» ありがとうございます。なかなか旅に出ないし進みが悪くてすみません。更新頑張ります (2021年3月3日 13時) (レス) id: 10bc412026 (このIDを非表示/違反報告)
風音(プロフ) - 関係性といいストーリーといい好きです！評価，お気に入り登録しました！更新頑張ってくださいね！応援してます！ (2021年3月3日 7時) (レス) id: 1d82dd420f (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - 緋刃さん» ありがとうございます。なかなか更新が進まなくてすみません。今後もよろしくお願いします (2021年2月12日 3時) (レス) id: 10bc412026 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらら | 作成日時：2020年9月24日 3時
