追加調査�� ページ28
ラーメンを食べる周りの人の声に耳を傾けると、
「千空くんていうの〜？えー、どんな娘がタイプ〜？」
「製鉄路に大量の酸素を送れる娘」
「ド直球すぎる」
「おう、金狼銀狼。いいからテメーらも食えよ！」
「妖術の怪しい飯など口にできるか！」
「ほう、ならばその金の槍はなんだ？」
そんな会話が聞こえてきて大体の状況を把握することが出来た
やはりあの男は千空。まだ村人たちを取り込めていない様子。だからラーメンで懐柔し製鉄路に酸素を送る人手が欲しいと…。それにしても妖術って…。それだけで村の文化レベルが高くないことが分かった
それはゲンも把握したようだ
一瞬アイコンタクトを送られたと思ったら、ゲンが不自然なくらい大きめな声でアピールするかのように話し始める
ゲン「なんか…飲み物も欲しくなっちゃうよねぇ。コーラとか…」
コーラと言うワードにいち早く反応したのは千空、そんな千空の反応を見て遅れて反応したのがコハクと呼ばれていた女の子だった
コハクと千空は短いやり取りを終え、次にコハクは槍を持った金狼銀狼に声をかける
さらに短いやり取りの後、さっきまで言い争っていたのが嘘かのように3人がそれぞれの武器を持ち、Aとゲンを包囲した
槍を突きつけられたAは村人たちの連携の高さに目を見張ったが、さらに驚いたのはコハクと千空のツーカーの信頼だ
まるで熟練の夫婦みたいね…
突きつけられる刃物に現実味がなくて、逆に冷静に思考が冴える
コハク「偽りなく答えろ！さもなくばこの場で喉をかき斬る！貴様、長髪男の手の者か！？」
ゲンはさっきまでの浮かれ具合が嘘かのようにわるい顔でペラペラと喋り始めた
ゲン「いや…こんな可愛い子にシメられるなら悪くはないけど。俺を誰かとさぁ間違えちゃってない？長髪男なんて知らないなぁ。俺たちは石化が解けてから今までずーっと2人きりだけど？」
大袈裟な動きと怪しげな言動で自分に注目を集め、さりげなくゲンがAの前に立つように位置取る
千空「どっかで見た顔だと思ったらテメー『あさぎりゲン』か！」
コハク「知り合いか！？」
千空「いや、1ミリも知らねえ。ゴミみてぇな心理本を書いていたマジシャンだ」
ゲン「読んだことあるの？嬉しいね〜。そんでゴミみたいなは酷いね〜。メンタリストって呼んでよ」
軽口を叩くも、千空に認知されていたゲンは嬉しそうだ
体外的には悪い顔をしているため、分かりにくいがAには何となくそう感じられた
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くらら(プロフ) - 星さん» ありがとうございます。コメント嬉しいです (2021年5月1日 9時) (
レス) id: 10bc412026 (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2021年5月1日 7時) (レス) id: 43b4052d04 (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - 風音さん» ありがとうございます。なかなか旅に出ないし進みが悪くてすみません。更新頑張ります (2021年3月3日 13時) (レス) id: 10bc412026 (このIDを非表示/違反報告)
風音(プロフ) - 関係性といいストーリーといい好きです！評価，お気に入り登録しました！更新頑張ってくださいね！応援してます！ (2021年3月3日 7時) (レス) id: 1d82dd420f (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - 緋刃さん» ありがとうございます。なかなか更新が進まなくてすみません。今後もよろしくお願いします (2021年2月12日 3時) (レス) id: 10bc412026 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらら | 作成日時：2020年9月24日 3時
