港町にて ページ9
モーラ「二人の戦いは見せてもらった。A大変じゃったな。私の代わりご苦労だった。...じゃが！最後の攻撃はなんじゃ！！あんな荒っぽい攻撃では見方も巻き込みかねん！！」
A「...あぁ〜...その....すみません」
Aは最もな指摘に気まずくて視線を逸らした
モーラ「チャモ、戦い始めてからの工夫すばらしかったぞ。時間が経つごとに従魔共の動きに深みが出てきていた。とくに最後の従魔共の動きは良かった。従魔一人一人が考えて動いているかのような複雑な動き。見事じゃ。...じゃが！あのやる気のムラはなんじゃ！！何より...途中で修練を投げ出して逃げ出すなど、言語道断！！」
チャモ「ち、チャモは！」
モーラ「黙らんか！尻叩きじゃ！！」
Aが今のうちにそっとその場を後にしようと、少しずつあとずさっていると...
モーラ「A！！どこへ行くつもりじゃ！」
いったいモーラさんは背後に目でもついているのか...とAは考えながら必死でこの場を凌ぐための策を練った
A「はい、モーラさん。こちら湿布と救急箱です」
Aはあらかじめ用意してあった湿布と救急箱をモーラに差し出した
モーラは予想してなかった返しに少々戸惑った声を上げたものの、湿布と救急箱を受け取った
モーラ「...あ...あぁ...」
A「そしてこちらが、タオルとドリンクです。修練をするなら、その時にでも使ってください。先程のモーラさんのご指摘、肝に銘じて修練いたします。ですが私はこの後書類整理の後、各地の神殿に、視察に行く仕事がありますので今日はこれで失礼します。また緊急の用がありましたら、お呼びください。それでは！」
モーラ「う...うむ」
一息で全てのセリフを言い切り、Aは止められる前にその場を走り去った
Aの背中に、裏切り者ー！！と大声で叫ぶチャモの声が聞こえ、Aは心の中で謝った
チャモごめん
でもモーラさん怖いんだもん
...
.....
Aは各地の神殿の視察途中で港町に寄っていた
今日はこの街で宿をとるため食料を調達しに来たのだ
久々の買い物で心躍るAの耳に知ってる名前が聞こえてきた
思わず気になって声をかけると、井戸端会議をしていた女性達はよそ者を警戒することなく、話を聞かせてくれた
女性1「あんた見ない顔だね。まぁいいや」
女性2「ちょっと前にハンスって男がさぁ...」
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くらら(プロフ) - サナさん» ありがとうございます。近々こちらも必ず更新します (2019年5月19日 1時) (
レス) id: f49ca5d704 (このIDを非表示/違反報告)
サナ(プロフ) - いつでも待ってます....!! (2018年12月14日 23時) (レス) id: 6ed4d1f691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらら | 作成日時：2017年11月16日 2時
