地上最強…？ ページ3
素直に従うとは思っていなかった
だけど警告はした...
これでもしもの事があっても私が怒られることはない
A「なら...！」
パキパキっとAの足元が凍ったと思ったら、氷は地面を伝って、逃げるため跳ね回る男にすごい勢いで迫り始めた
男「...！お前聖者か！」
男はそう言って氷に捕まらないよう宙を舞う
A「...ばかね」
宙を舞えば簡単には方向転換が出来ない
私の氷が...地面しか凍らせられないと思ったら大間違いだ！
宙を舞う男の真下に迫った氷から、男を串刺しにしようと何本ものつららが突き出した
突き出すつららに素早く反応した男はカッ！と地面に爆弾を投げ落とし、その爆風で自分の体を吹き飛ばす
男「...くっ」
A「...なっ！」
反応が早い...ある程度予測して回避行動をとってる
さすが...この人数に追いかけられて捕まらなかったはずだわ
だけど...あの爆風で体を痛めないはずない
Aの予想通り、逃げ回る男の動きがさっきまでより鈍くなった
男「くっそ...」
逃げ回るだけではダメだと気づいたのか、防戦一方だった男が、服の袖や腰のポケットから爆弾を取り出しばらまこうする
だけど...今度は私が放った複数の細長い氷の針が爆弾にぶつかり、爆発する前に次々凍らせていく
爆弾が使えなくなったことに気づいた男は1度距離を取ろうとするが、男はその場から一歩も動けなかった
どうやら今回読み勝ったのは私のようだ
Aは男の爆弾を凍らせると同時に、男の足元に氷の針を投げ、男の足と地面を凍らせた
A「捕まえて！！」
私が兵士たちに指示を出すと、兵士たちは男に飛びかかっていく
男は足が動かない中、必死で抵抗していたがやがて諦めたのか大人しくなって、私に問いかけてきた
男「...なんでわかった？俺が爆弾を使うって」
A「...」
男の派手な動きの数々は、自分の攻撃から目をそらすためのミスディレクションだ
針や毒、爆弾などを取り出し使うのに気づかせないための
テンポ良い攻撃、予測できない動き、ミスディレクションまで使われ攻撃への反応を遅らせられたら、そうそう勝つのは難しいだろう
でも私ならわかる
だって...
A「だって...私暗器使いだもん。私と貴方、戦い方が似てるから」
男「聖者なのにか？」
A「私が聖者になったのは最近。何の力も持たない人間が格上相手にするなら、敵を撹乱する戦い方が最適だから」
男「違うな。俺はアドレット・マイヤー。地上最強の男だ！！」
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くらら(プロフ) - サナさん» ありがとうございます。近々こちらも必ず更新します (2019年5月19日 1時) (
レス) id: f49ca5d704 (このIDを非表示/違反報告)
サナ(プロフ) - いつでも待ってます....!! (2018年12月14日 23時) (レス) id: 6ed4d1f691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらら | 作成日時：2017年11月16日 2時
