クリスマス�� ページ31
隆｢タケミッチ、お前…マイキー呼んだのか？｣
武道｢…え？三ツ谷君が呼んだんじゃないんすか？｣
隆｢A、お前は？｣
武道と千冬の期待したような目を向けられ
なんとも気まずい気持ちでAは目をそらした
A｢…呼んでない｣
分かっていたかのように腹を括る三ツ谷と違い
目に見える形で崩れ落ちる武道
隆｢タケミッチ、お前に全部背負わせたりしねぇよ。大寿は俺がやる｣
立つのもやっとにも関わらず
先頭に立つ逞しい背中
その背中に武道と千冬は
自分達の役目を全うしようと立ち上がる
だが共闘を提案された八戒は
それでも大寿と対峙しようとはしなかった
そして聞かされた衝撃的な真実…
�犁佞澄腸兇呂困辰伴蕕蕕譴討�たんだ��
涙しながら真実を話す八戒に
皆、驚きと非難の言葉を浴びせる
『それって最低じゃん』
『ダッサ』
『女に守られてただけでもダセェのに、守ってきたなんて嘘、どの面下げて言えんだ？』
Aも驚いてはいた
だがそれよりなんとも言えない不快感に
胃がムカムカとし始めていた
なぜ八戒だけが責められているのだろう
年上の圧倒的な暴力に立ち向かえる人が
一体どれだけ存在しているんだろう
ましてや幼い頃から
洗脳されるように支配された弟に可能だろうか？
柚葉｢もう言うな…八戒！お前らに関係ねぇだろ！？私が自分で決めたんだ、八戒は悪くない！！｣
いつの間にか意識を取り戻していた柚葉は
涙を流しながら震える弟を庇おうと声を上げた
そう…悪くない
誰かが悪かったわけじゃない
だだこうなった以上
柚葉の言葉すらも八戒の尊厳を傷付ける言葉に変わる
そんな状況を一変させたのは武道の言葉
武道｢八戒、お前はダセェ！！｣
一見八戒をなんする言葉
だがその言葉は突き放すようなものではなかった
武道｢でもな、ダセェのはてめぇだけだなんて思うなよ？オレはもっとダサかった｣
隆｢ホント…ダセェな、八戒。……�狎犬泙譴心超�を憎むな�瓩覆鵑謄�ッコつけてあれだけどよ、俺も本当はすっげぇ憎んだ。1度何もかも嫌になって、妹2人残して家出してさ。次の朝帰ったら母ちゃんに思いっきりぶん殴られた。ダセェだろ？八戒、逃げてんのはお前だけじゃねぇ。皆弱ぇ、だから仲間がいる｣
武道｢そんな嘘でお前を見捨てねぇ！！それが東卍だぁ！！！｣
八戒へ向けられた言葉
その言葉で涙したのは八戒だけではなかった
ずっと1人だと思っていた
誰も助けてくれないと…
気を貼り続けた柚葉の胸に言葉が刺さり痛む
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 282人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くらら(プロフ) - 金成さん、りんごさん。お知らせありがとうございます。外したつもりになっていたようです。対応致しました。 (2023年2月28日 23時) (
レス) id: 1c45d362d0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 他の方も言ってますが､オリ‘フラ立ってますよ！ルール違反になるので､外したほうがいいですよ！ (2023年2月28日 17時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - お/り/ふ/らたってますよ (2023年2月26日 21時) (レス) id: dca7301a32 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くらら | 作成日時：2023年2月25日 3時
