クリスマスイブ�� ページ26
隆｢ほら、あーん｣
A｢...あー｣
ルナ・マナが寝てから
三ツ谷は待ってましたと言わんばかりに
甲斐甲斐しくAの世話を焼き始める
最初こそ抵抗していたはずのAも
今は諦めて差し出されるケーキを
手ずから食べていた
A｢あの…｣
隆｢ん？どうした？…あ、ココアなくなってるな。入れてくるから待ってろ｣
A｢いや、違くて…｣
Aの言葉もそこそこに
三ツ谷はそそくさとカップを持って
上機嫌に台所へ入っていってしまった
なんでこんな事に…と
現実逃避するA
戻ってきた三ツ谷に
Aは疑問を投げかける
隆｢ん…？いや、クリスマスなんだから彼女甘やかすのは当然じゃね？｣
A｢…は？｣
隆｢なのにお前、俺とクリスマス過ごす気なかったろ？｣
A｢それは…だって…｣
クリスマスは未来を変える為の
分岐になる日だと聞いていたから
いつ事態が動くか分からないため
片時も気を抜けない…だから仕方なく…
そんな思いはもちろんあるが
それは最もらしい言い訳だ
本当は…
家族を大事にする隆の
邪魔になりたくなかっただけ
ただ彼女だというだけで
隆を独占したいなんて図々しいこといえない
隆｢Aにはいつも悪いと思ってんだよ。いつも俺の都合に付き合わせて、ルナ・マナの面倒まで見させて｣
A｢そんな事ない！！私、ルナちゃんとマナちゃん大好きだもん。迷惑だと思ったこと1度もない！｣
隆｢サンキュ。そう言ってくれて嬉しいよ｣
A｢私こそ…いつも迷惑かけてる。家族でもないのに入り浸って隆に面倒見てもらって｣
隆｢バーカ。俺の方こそ苦じゃねーよ。それよか俺はお前のこともっと甘やかしてぇんだけど？｣
A｢……？｣
隆｢A…？おーい｣
A｢こんなに甘やかしておいて…？｣
隆｢クハッ、まだまだ全然足りねーよ。まぁ正直な話、もう1人くらい俺は大丈夫だ。心配すんな｣
A｢隆、なんか気付いてる？｣
隆｢いや、Aから聞くまでは何も知らねーよ。んで？俺にもっと甘やかされてみねぇ？｣
その言葉と共に近づく顔と伸ばされた手を
Aは拒否する気にはならなかった
近づく隆の肩越しに
眠気まなこのマナを見つけるまでは…
その瞬間
近づく隆の口元を手のひらで止める
A｢隆…後ろ｣
訝しげな表情の隆が背後を振り返る
隆｢…あ〜｣
隆がマナを布団に促すのを見ながら
2人きりよりも
ルナ・マナ達がいた方が
まだホッとする…と肩を撫で下ろした
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くらら(プロフ) - 金成さん、りんごさん。お知らせありがとうございます。外したつもりになっていたようです。対応致しました。 (2023年2月28日 23時) (
レス) id: 1c45d362d0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 他の方も言ってますが､オリ‘フラ立ってますよ！ルール違反になるので､外したほうがいいですよ！ (2023年2月28日 17時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - お/り/ふ/らたってますよ (2023年2月26日 21時) (レス) id: dca7301a32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらら | 作成日時：2023年2月25日 3時
