武道東卍幹部の軸 ページ12
俺は罪を犯した
許されるとは思ってねーけど
裏切っちまった奴らのために
精一杯生きるって決めた
誰の迎えも期待してなかったのに
俺が出所した時
迎えに来てくれた奴らが2人
驚きと申し訳なさ
それ以外の色々な感情が複雑に絡み合って
よく分からない気持ちになったのを覚えている
2人のおかげって何とか俺でも
普通に暮らすことが出来た
けど現実は俺が想像していたよりももっと悪い
東卍は巨悪化し、女ですら平気で殴る
そんな東卍を変えたいと思っているのは俺だけじゃなくて
歪ながらも俺達は3人で同盟を組んだ
やっと稀咲を追い詰められる証拠を手に入れ
後は警察にリークするだけといった段階で
千冬が証拠を隠した
しかも千冬と連絡が取れなくなった
焦る俺の所にもう1人の同盟者から連絡が入る
『もしもし、一虎くん？予定が変わったの。今から言う場所にすぐ来て』
自分の要件だけ言って切られた電話に
言いたいことは沢山あるが
今は向かった方が良さそうだと判断し
車の鍵だけを引っ掴んで家を飛び出した
ーーーーーーーーーーー
目的の場所に相手は既に着いていて
声をかければ双眼鏡でビルを見ていた相手は
気づいたように振り返った
一虎「A。状況は？」
A「一虎君遅い」
一虎「は？...お前なぁ！なんの説明もなく勝手に電話切りやがって。こっちだって急いで来たんだよ！」
A「うるさい。静かに。説明してる時間はないの。あのビルに今、千冬と武道君が捕まってる。犯人は稀咲。敵は中と外におよそ20人程度。そこに見取り図があるからすぐ覚えて。覚えながら聞いて」
本当に時間がないのか手短な説明を聞きながら
俺は素直に見取り図を手に取って覚え始める
言いたいことは沢山あるが
そのせいで手遅れになってもいけない
文句は後でたっぷり言ってやる
そう思いながら見取り図を見ていると
聞き捨てならない言葉が耳に入った
A「私は敵を引き付けながら配電盤を操作し、明かりを消すので一虎君は2人が捕まってる部屋まで行って2人を救出してください。第1奪取目標は武道」
一虎「ちょっと待て！俺は千冬を助けに行くんだよ。武道なんてどうでもいい！」
A「...一虎君。ごめん、計画に変更はないの。最終判断は貴方に任せるけど、これだけは言える。間違いなく、私達の望みのためには武道君が必要なの。私や武道君を信じろとは言わないけど、貴方が信頼する千冬の判断を信じてあげて。じゃあ、バイバイ、一虎君」
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くらら(プロフ) - 金成さん、りんごさん。お知らせありがとうございます。外したつもりになっていたようです。対応致しました。 (2023年2月28日 23時) (
レス) id: 1c45d362d0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 他の方も言ってますが､オリ‘フラ立ってますよ！ルール違反になるので､外したほうがいいですよ！ (2023年2月28日 17時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - お/り/ふ/らたってますよ (2023年2月26日 21時) (レス) id: dca7301a32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらら | 作成日時：2023年2月25日 3時
