残りの夏休み4 ページ39
ルナ「Aちゃん、今日も徹夜するの?」
友達と遊びに行っていたルナとマナが帰ってきて
居間で隆と一緒にテレビを見ていたAに
ルナが首を傾げながら聞いた
A「んーん、今日は帰るよ。そんでゆっくり休む」
隆「え?お前帰んの?」
A「うん、帰るよ。誰かさんのせいでどっと疲れたし」
結局なんだかんだ
お弁当を全て手ずから食べさせられ
未だかつてない恥ずかしさを味わった
隆「なんだよ、今日は思う存分Aの世話焼けると思ったのに」
A「何言ってるの?散々焼いたでしょ?」
徹夜し続けた1週間は
もちろん隆のサポートがあったから
乗り越えられたようなもの
その上今日は食事まで自分でさせて貰えず
恥ずかしいくらいのバカップル具合だ
私のガチのツッコミに
隆は可笑しそうに大爆笑し
楽しそうでなにより
隆「まあ、冗談はこの辺にして。宿題の邪魔しちゃマズいと思って1週間我慢してたんだから、可愛い彼女をもう少し構わせてくれね?」
A「ねぇ!?妹ちゃん達の前なんだけど!隆…君、しっかりして!?」
マナ「お兄ちゃん楽しそう」
ルナ「マナ、お兄ちゃんは今Aちゃんを構いたくてしょうがないんだって」
マナ「えー、マナも遊びたい」
ルナ「あ、Aちゃん、ルナ見たいテレビがあったんだ一緒に見ようよ。その後帰ればいいでしょ?」
可愛いマナとルナに抱きつかれておねだりされれば
断れるわけもなく
「もう、しょうがないなぁ」なんて言いながら
満更でもない様子で座り直せば
テレビから不穏な音楽が流れ出し
この後やるであろうテレビ番組の予告が流れる
『〜♪〜〜〜♬*°〜〜本当にあった奇妙な話〜♪〜このあとすぐ〜〜♫〜♪〜』
ガタッと机を揺らすAに
ガシッとしがみつくルナとマナ
隆「マナ、トイレ行けなくなるから程々にな」
マナ「大丈夫だもん。Aちゃんにくっついてるから」
A「え〜と、ルナちゃんは怖くないの?」
ルナ「こんなの作り物だもん。それに見ないと学校で話題について行けなくなっちゃう」
A「ん〜、じゃあやっぱり私は帰ろうかな…」
逃げ腰になるAの両腕にガッシリとしがみつく
ルナとマナに悪戦苦闘している間に
1話目の話が始まってしまう
初めは日常を語る主人公
だが徐々に日常の中に不気味な現象が起こり始める
A「ヴッ…隆!!!」
限界を迎えた様にAは
しがみつくルナとマナを抱え
台所に立つ隆の背中に
体当たりするようにしがみついた
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ち - 夢中で読んじゃいました!伏線の回収がすごい気がします!ストーリー性がはんぱないです! (12月19日 22時) (レス) @page28 id: 8589ec936d (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - れなさん» 最高に嬉しいコメントありがとうございます。自分なりに文章を試行錯誤中なので今後も書き方が変わっていくかもですが頑張って更新していきますね (2023年2月3日 14時) (レス) id: 1c45d362d0 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 最高に好きです、、文才天才すぎます、、良ければ更新してもらえると嬉しいです!!完結までついていかせてください!! (2023年2月2日 19時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - 麗さん» コメント+ご指摘ありがとうございます。読み返しているつもりなんですがやはりチェックミスが度々あってすみません。修正しましたので、また変換間違いがありましたら教えていただけると助かります。m(_ _)m (2023年1月26日 6時) (レス) id: 1c45d362d0 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 初めまして、一気読み最中です。 なんだか細かい所を初コメでお伝えしてしまうのが大変申し訳ないのですが素敵な物語な分勿体無いなと思うのでお伝えさせていただきますね。35ページの希咲と半間が~の所、稀咲ではないでしょうか? (2023年1月25日 22時) (レス) @page35 id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くらら | 作成日時:2022年11月11日 3時