運命の日2 ページ20
A｢今日は早めに寝ようか。2人とも歯磨いてきてね｣
三ツ谷君の携帯を鳴らすが一向に出る気配がない
思い違いならいいが既にもう3回
部屋の前に人が立っている気配がする
私が何とかしなくちゃ...
ルナとマナが歯を磨きに行っている間に
押入れの天井板を外す
誰もが1度は隠れんぼとかで使った事があるはず
でも乗って許されるのは小学生ぐらいまで
それ以上の人が乗れば
板が抜け落ちる可能性があるからだ
強度の確認は十分
次は身代わりの作成だ
ルナとマナの服を出し
フードや服の中に
タオルを詰め込み紐で縛る
最悪人型であれば十分だ
3人で家を出て行ったと思わせられれば良い
寝る支度を整えたルナとマナが
作業の途中で戻ってきた為
声を出さないよう
口の前に指を立て『しー』と合図する
流石察しのいい2人だ
訝しがりながらも
『トイレ行くの忘れてた』と
時間を稼いでくれる
一通りの作業を終わらせ
ルナとマナが戻って来たところで
2人をギュッと抱き締めた
A｢2人とも、いい？1度しか言わないから質問しないで良く聞いて！これから2人には天井裏に隠れてもらう。何があっても物音や声を出さないで、三ツ谷君か...私が戻るまで頑張って隠れてて｣
顔の強ばった2人を天井裏に隠し
肌身離さず持ってるように言われた
古びたお守り袋を手渡そうとして手を止める
迷ったのは一瞬で
お守りをポケットに戻し
代わりに携帯を手渡した
A｢私の携帯貸してあげる。私の宝物が入ってるの。2人には特別に見せてあげる｣
そう言ってAは
秘蔵の写真フォルダを開いて
2人に見せた
A｢お兄ちゃんの写真見て、2人とも頑張れるよね？｣
不安そうながら泣くもんかと堪える2人の頭を撫で
押し入れの天井板をはめる
念の為
三ツ谷君の布団と三ツ谷母の布団
座布団を中に詰め
押し入れの中をいっぱいにしておく
A｢2人ともちょっと電気消してくるね！｣
わざと少し大きめな声で言い
ゆっくりと電気を消していく
最後の電気を消す少し前から
目を瞑り暗闇に目を慣らし
玄関先に置いてあるダミー人形の傍で
靴を履き待機する
アパートの階段を登る音が少しずつ近づき
玄関前で止まった
その瞬間
人形を抱いたAは
体当たりするように玄関を開け外に飛び出す
開いたドアにはね飛ばされ
1人の男が驚いた声を上げながら倒れた
すかさずもう1人の男の顔面に
低い姿勢から強烈な蹴りを繰り出す
思いもしなかった反撃に
もう1人の男も悶絶しながら倒れ込んだ
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ち - 夢中で読んじゃいました！伏線の回収がすごい気がします！ストーリー性がはんぱないです！ (12月19日 22時) (
レス) @page28 id: 8589ec936d (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - れなさん» 最高に嬉しいコメントありがとうございます。自分なりに文章を試行錯誤中なので今後も書き方が変わっていくかもですが頑張って更新していきますね (2023年2月3日 14時) (レス) id: 1c45d362d0 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 最高に好きです、、文才天才すぎます、、良ければ更新してもらえると嬉しいです！！完結までついていかせてください！！ (2023年2月2日 19時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - 麗さん» コメント+ご指摘ありがとうございます。読み返しているつもりなんですがやはりチェックミスが度々あってすみません。修正しましたので、また変換間違いがありましたら教えていただけると助かります。m(_ _)m (2023年1月26日 6時) (レス) id: 1c45d362d0 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 初めまして、一気読み最中です。 なんだか細かい所を初コメでお伝えしてしまうのが大変申し訳ないのですが素敵な物語な分勿体無いなと思うのでお伝えさせていただきますね。35ページの希咲と半間が~の所、稀咲ではないでしょうか？ (2023年1月25日 22時) (レス) @page35 id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらら | 作成日時：2022年11月11日 3時
