東京リベンジャーズ【さだめられた運命の中で】2

海4 ページ14

私の方はとんでもないものを
目覚めさせてしまったというのに
呑気なものだ

マイキー｢終わった〜？よし、ビーチバレーしようぜ。俺タケミッチとチームね。女性陣は3人でいいよ｣

タケミッチとマイキーがチームを組んだ事で
溝中のメンバーは山岸とマコト
敦とタクヤのチームが出来上がった

ドラケン｢じゃあ俺は三ツ谷とか、双龍だな｣

三ツ谷｢ああ、ぜってー負けねえ！｣

マイキー｢俺がいる限り負けねぇんだよ｣

武道｢え？え？ちょ...マイキー君！？｣

言葉の通り
ドラケン・三ツ谷チームとマイキー・武道チームは
それぞれ初戦の溝中メンバーをさっさと倒し
お互い向かい合う

女性陣はと言うと
ハンデとして優勝者と戦うだけでいいらしいので
勝敗が着くのを溝中メンバーと応援していた

敦｢くっそ！バケモンかよ｣

タクヤ｢まぁ俺達が勝てるわけないよな｣

マコト｢手も足も出なかったぜ｣

山岸｢そーそー、今一緒に遊べてんのも奇跡だろ｣

拮抗していると思われた勝負は中盤以降に崩れた
ここまで何とか食らいついていたタケミッチが
バテて使い物にならなくなったせいだ

砂浜で体力を使う上に化け物クラスに混ざって
ビーチバレーをやっていたのだ
最早ここまでよくやったというべきか

やったぜ！とハイタッチする
ドラケンと三ツ谷を尻目に
マイキーが不貞腐れたように
砂浜に横になる

マイキー｢くっそ〜！俺はまだまだやれんのに。ビーチバレーが1人で出来る競技ならなぁ〜｣

武道｢す、すいません。マイキー君...｣

マイキー｢タケミッチ体力なさすぎ〜｣

マイキーのボヤきを聞きながら
女性陣がコートはいる

三ツ谷｢おいおい、大丈夫か？｣

ドラケン｢いっとくけど、俺ら女であろうと勝負事には手は抜かねーぞ｣

大人気ないことを言う化け物チームを前に
Aとエマはもちろん、ヒナも余裕そうに笑う

A｢女だからって甘く見ないでよね。私達言っとくけどそこそこ運動神経良いから｣

エマ｢私もずっと格闘技やってるし〜｣

ヒナは何も言わずに笑みを深めた

そう！はったりである
ぶっちゃけた話勝てるとは微塵も思っていない
だがなんか悔しかったので
強者感を醸し出しただけである

だが、楽勝だと思われたこの試合
意外と接戦を演じることとなる

ドラケン｢おもしれぇ。良いか〜、タケミッチ。弱いお前にバレーボールの戦い方を教えてやるよ。よく見てろ｣

三ツ谷｢あぁ。タケミッチ、ビーチバレーのコツはよくボールを見る事だ｣

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