海2 ページ12
振り返れば2人が不良の3人組のに絡まれている
いくらエマが武術を齧っていると言っても
ヒナを背に庇って腕を拘束されていては
どうにもならないだろうと察する
A｢ねぇ、お兄さん？チューしたいなぁ。手...離してくれない...？｣
依然腰に手を回しているチャラ男を
誘惑するように見つめれば
拘束する手が緩む
魅惑的な笑みを浮かべ
引き寄せるようにチャラ男の頭に手を回した
瞬間男の頭を思い切り引き寄せ
膝蹴りを顔面に食らわせる
鼻血を出しながら倒れる男を気にも止めず
走ってエマと不良男の間に割って入り
Aはエマとヒナを背に庇った
A｢ちょっと！私達彼氏と遊びに来てるんだけど｣
不良1｢うそうそ、さっきから見てたから。君達3人組でしょ？｣
不良2｢そんなH水着着てさ、誘ってんでしょ？俺らと遊ぼーぜ。楽しませてあげるからさぁ〜｣
エマ｢冗談でしょ？自分の顔見て出直してよ。言っとくけど私達の彼氏強いから｣
不良3｢ハハッ、良いね。強気で。で〜？その彼氏どこにいる訳？｣
内心舌打ちをつく
今までの男はただチャラついてただけの奴らだったが
今回は多少腕に自信があり喧嘩慣れした不良だ
私達だけであしらうのは困難
仕方ない...
隙を見て逃げ出すしかないかと思った時
背後から聞き慣れた男達の声が聞こえた
｢は？なんだよお前ら？｣
｢俺らの女になんか用か？話なら俺らが聞くけど？｣
｢お前ら、どうやって死にてぇ？｣
途端に狼狽え出す不良たちに
ハッとして後ろを振り返る
そこには気だるげに立つドラケンと三ツ谷
挑発的に笑うマイキー
その後ろにオドオドした武道と溝中メンバーがいた
多少喧嘩慣れしていると言ってもたかが不良
圧力と気迫で負けた彼らはいそいそと逃げていく
ドラケン｢お前ら、何やってる訳？｣
三ツ谷｢楽しそうなことやってんなぁ〜。俺らも混ぜてくれよ｣
武道｢ひ、ヒナ。なんでこんな事...悪かったよ。俺が悪かったから...｣
笑顔でありながらドラケンと三ツ谷から
凄まじいまでの圧力を感じる
あ...死んだ
思わず死を覚悟する空気の中
マイキーの呑気な声が響き渡った
マイキー｢なー、海だぞ！海！遊び行こうぜ｣
ドラケン｢マイキー...。ちょっと黙っててくれるか｣
三ツ谷｢今取り込み中。すぐ終わらせるから先に遊んでてくれ｣
マイキー｢ちぇ...なんだよ。行こうぜタケミッチ｣
メソメソしていた武道はマイキーに連れられ海の方へ
早々に武道と仲直りしたヒナもサッと逃げてしまった
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ち - 夢中で読んじゃいました！伏線の回収がすごい気がします！ストーリー性がはんぱないです！ (12月19日 22時) (
レス) @page28 id: 8589ec936d (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - れなさん» 最高に嬉しいコメントありがとうございます。自分なりに文章を試行錯誤中なので今後も書き方が変わっていくかもですが頑張って更新していきますね (2023年2月3日 14時) (レス) id: 1c45d362d0 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 最高に好きです、、文才天才すぎます、、良ければ更新してもらえると嬉しいです！！完結までついていかせてください！！ (2023年2月2日 19時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
くらら(プロフ) - 麗さん» コメント+ご指摘ありがとうございます。読み返しているつもりなんですがやはりチェックミスが度々あってすみません。修正しましたので、また変換間違いがありましたら教えていただけると助かります。m(_ _)m (2023年1月26日 6時) (レス) id: 1c45d362d0 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 初めまして、一気読み最中です。 なんだか細かい所を初コメでお伝えしてしまうのが大変申し訳ないのですが素敵な物語な分勿体無いなと思うのでお伝えさせていただきますね。35ページの希咲と半間が~の所、稀咲ではないでしょうか？ (2023年1月25日 22時) (レス) @page35 id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらら | 作成日時：2022年11月11日 3時
