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｢はあ、これでまあ…バレないかな。｣
朝、出勤準備をしているルーティンに加わった。
首元をガーゼで隠すというもの。
鏡で頭を上げてそれが不自然では無いか何度も確かめる。
季節が夏でクールビズといっても、冬にはコートを着込みはするがデスクワークになればあまり差はないわけで。
｢おはようございます、おはようございます。｣
職場へ到着すれば、上司、同僚数人ずつを一区切りに挨拶を交わし自分のデスクの席に着く。
｢おはようございます、何だかいつもより遅かったですね、大丈夫でしたか？｣
｢んん、大丈夫だよ。ありがとう。｣
いつも決まった時間に電車に乗り、ほぼ決まった時間に会社へ到着するのもあり、遅刻にはならない安全な時間帯であれども数本遅れで来た事に後輩は違和感があったようだ。鋭い。
｢あ…首もどうしたんですか…！？休日何があったんです！？｣
飲み会終わりにでも千鳥足で怪我をしたか、と言わんばかりに、ようは冗談のように心配の声を掛けてくれる。真剣に問い詰められるよりその方が今は有難かった。何せ言い訳をこれっぽっちも考えていなかったのだから。
｢あー、あー…そんなとこ。でも平気だから気にしないで？｣
PCを立ち上げて営業先からの受信メールを確認しながら適当に返す。
｢ふぅーん。まあ、先輩がそう言われるなら。｣
彼はそう言うと彼自身のPCに向き合って同じように確認を行い出す。
しかし何だろうか、声色が妙に大人しく、真面目な物に伺えた。
嫌な違和感を感じながらも、上司からの軽い朝礼報告を聞いた後、各々仕事に取り掛かり始めた。
今日は自社をよく利用してくれる、お得意様との取引の為、昼には相手の会社へ向かわなければならない。
サポート、もとい今後の取引担当の引き継ぎの為に後輩も連れていく。
ふと横を見ると彼は席を外して居た為、その旨を付箋に書いてデスクに貼っておく。
電話での請け負い、見積もり、在庫確認等しているとあっという間に時間は過ぎていった。
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はるの(プロフ) - 小説お気に入り150ありがとうございます。まさかこんなにお気に入り登録して頂けるとは思ってもいませんでした…！今後も数ヶ月に一話増えるか増えないかのような亀ペースでは御座いますが、御付き合い頂けると幸いです。 (2020年2月28日 1時) (
レス) id: 65fc1d4448 (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - また、今まで小説のページの一枠に私の個人的書き込みを加えるのに何となく抵抗がありましたが、今後の展開がはっきり定まっていない所を、出来れば皆さんに助力を頂きたい為、もしかすると小説の頁の一つに私自身からのお知らせという形で更新する時があると思います。 (2020年2月28日 0時) (レス) id: 65fc1d4448 (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - あさりさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！只今リアルがやや多忙な為、かなり間が空いていますし、多分また空くと思われますが、宜しければご覧になって頂けると幸いです。 (2019年12月17日 23時) (レス) id: 65fc1d4448 (このIDを非表示/違反報告)
あさり - ほんとにあの方々とおしりあったら、？？というリアルな心境が描かれていて、のめり込むように一気読みしてしまいました！すんんごい面白かったです！続きが読める時をいつまでも待ちます！！ (2019年8月13日 23時) (レス) id: 500eb03ae7 (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - そっと感想を、さん» ふわぁぁあ、嬉しいお言葉をありがとうございます…！ (2019年7月29日 1時) (レス) id: 65fc1d4448 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるの | 作成日時：2019年6月30日 21時
