番外編。 ページ27
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────蝉が五月蝿い今日この頃。
皆さんは、どうお過ごしですか？
ちなみに私は────
───‥‥仕事ですけど。
裕「ねぇー、Aー？」
‥‥仕事中です。
‥‥‥‥‥‥仕事中なんです。
裕「何してーんの？」
貴「‥‥っ。」
仕事中だってのに‥‥！！
貴「あーっもう！ 裕貴暑い！ 離れて！」
裕「えー、何で。」
──何でじゃないよ。
可愛い顔したって邪魔なもんは邪魔なんだよ！
貴「‥‥仕事中だから。
抱きつかれると暑い。」
そう言ってはみるが‥‥。
──‥‥まぁ、内心嬉しかったり。
だからかな。
無理矢理退けようとはしない私。
すると裕貴が、
裕「‥‥だってA朝からずーっと仕事じゃん。俺休みなんだよ？今日。」
───寂しそうにそう言った。
それと同時に、
私を後ろから抱きしめていた手がまた少し強く抱きしめる。
────まぁ‥、ちょっとは構ってあげないとダメか‥‥
そう思った私は仕事中の手を一旦止めて、
貴「‥‥‥裕貴？」
優しく裕貴の名前を呼んだ。
裕「‥‥ん？」
裕貴はいまだに私に後ろから抱きついたまま、
少しだけ私の方を向く。
そして私は裕貴のほっぺにそっと手を添えて
─────‥‥キスをした。
貴「‥‥んっ。」
裕「‥‥んっ‥‥はぁっ」
貴「はぁっ、んっ‥‥。」
───どんどんエスカレートしていくキス。
しかし、
もう‥‥ダメだ。
苦しい。
そう思った私は、
ゆっくり裕貴から口を離した。
裕「──‥‥A？」
裕貴も少し苦しかったのか
肩が僅かにあがっている。
────目も何だかトロンとしていた。
そんな裕貴に私は
貴「──‥‥ちょっと、どっか行こっか。」
〈写真でも撮りに行く？〉
そんなことを後から付け加えて言った。
するとその言葉に裕貴は〈うん。〉
と微笑んで私の首筋に顔をうずめた。
───ちょっとくすぐったいけど、
やっぱ可愛いなって。
そう強く思った。
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それから私は出掛ける準備をしながら
仕事とかも大切だけど、
一番は結局、〈裕貴〉なんだな、と感じた。
やっぱり、好きな人と過ごしたいよね。
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貴「───裕貴？」
裕「なに？」
貴「‥‥‥好きだよ。」
裕「──知ってる。」
そうして2人は
今の時間を大切にするように､
そっとキスをした。
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進(プロフ) - 声優さんのはオリジナルに入らないので外してくださいね (2017年2月23日 13時) (携帯から) (
レス) id: ceb3e1785e (このIDを非表示/違反報告)
いっしー(プロフ) - オリフラ外したがいいと思いますよー？ (2016年12月29日 23時) (レス) id: 21ef9b6105 (このIDを非表示/違反報告)
草花 - 梶君の言葉破壊力あり過ぎてワロタ (2016年8月8日 12時) (レス) id: c8aca9f1c7 (このIDを非表示/違反報告)
春花 - 梶さんが私のことを呼んでくれて嬉しかったです (2016年7月10日 12時) (レス) id: c8aca9f1c7 (このIDを非表示/違反報告)
瑞飴瑠海(プロフ) - オリジナル作品ではないため、オリジナルフラグをお外しください。 (2016年1月1日 19時) (レス) id: 1a7292f5da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2012年8月16日 14時
