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20. nb ページ20

dt「えっ…」


案の定、涼太は驚いていて、


そして、次第に何か考え始めた。


涼太との間に流れる気まづい沈黙。


流石に不安になり、忘れてと言おうとすると、


舘「正直言うとわかんない…。

でも、俺でいいの…?」


と言って、不安げに瞳を揺らしていた。


「"涼太で"じゃなくて、"涼太が"いいの。」


そう俺が返すと、また考え始め、


舘「やっぱり、好きな人のことを忘れるのは

難しいかもしれない。それでも翔太が、俺の傍に

居てくれるって言うならよろしくお願いします。」


と、優しく微笑見ながら言ってくれた。


「…っ…」


舘「えっ!ちょっと翔太泣かないで!?」


「ごめん…。嬉しくて…。」


そう言うと、「全く…(笑)」なんて笑いながら、


舘「ほら、涙拭いて?楽屋戻ろ?」


と言われたので、俺は必死に嬉し涙を止めて、


楽屋へ戻った。

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作者名:Yuma.I | 作成日時:2021年6月8日 14時

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