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勿論、生半可な気持ちじゃない。
すると、翔太は何か考えているような
顔つきをしていた。
そして、
渡「了解。その曲にするか。」
呆気なく、俺と翔太で歌う曲は決まった。
渡「ねぇ、佐久間。」
「どうした〜？」
翔太との話し合いも終わり、
阿部ちゃんの所へ行こうとしていたら
突然、呼び止められた。
そして、
渡「もしかしてだけど、佐久間…、
涼太のこと好きなの…？」
「…っっ…」
そう聞かれて、どう答えるのが正解か悩んだ。
素直に答えるのが正解なのかもしれない。
でも、そうすると傷つくのは翔太。
だからと言って好きじゃないと答えても、
後々、辛くなるのは自分なのであって…。
「もし…、もし俺がダテさんのこと
好きって答えたら、翔太はどうするの…？」
質問に質問で返すのも気が引けたが、
そう俺は翔太に聞いた。
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作者名：Yuma.I | 作成日時：2021年6月8日 14時
