スアと私について ページ10
「オンニ、ちょっと良いですか？」
ステージに立つ数十分前、スアが私に声を掛ける。
「大丈夫だよ」
「さっきはすみませんでした。オンニがマクオッパと距離置いてるのを知ってるのにワザとオンニを引き止めました」
「あー、やっぱりそうだったんだ。私の方こそ、気を遣わせてごめんね」
スアが叱られた子供みたいに不安そうな目をしていたので、私はスアの頭を撫でた。
「自分でも分かってるんだ。同じ事務所に居るんだから、これからも関わることがあるだろうし前みたい話せる方が楽だって。でも、そうしようとする度に、傷ついてた気持ちや悲しいかった自分が無かったことになるみたいで苦しくなるの」
「オンニはマクオッパの言葉や行動に傷ついたんですね。そんなことあったって知らずに、ごめんなさい」
スアが私の言葉に益々落ち込む様子をみせた。そんなつもりが無かった私は慌てる。
「いや、違うの。スアを責めたいわけでも、マークを悪者したいわけでもなくて、」
「わかってます。オンニが本当にそうしようと思ってたら、とっくに私や他の人に話してるでしょ？」
私はスアの言葉に何も答えなかった。別に深い考えがあってスアにマークのことを話さなかったわけじゃない。ただ、私が弱い部分や暗い気持ちを誰かに見せることができないだけだ。
自分のそんな所を見せたら私への見方が変わるんじゃないかって怖くなる。ようは人の事が信頼できない弱虫なだけ。
「今は、ただ時間がほしいの。自分の感情に整理がつけられるように」
「私は許すことが正しいことじゃないと思います。オンニが傷つくことがあったなら余計に。とにかく私がいるから、オンニは一人じゃないってことは分かってください」
「ありがとう、スア」
スアの言葉に心が温かくなる。ステージに立つ前に話せて良かった。
「時間になりました。ステージにお願いします！」
現場スタッフの方が私達に声を掛ける。
同じメンバーの為にも、応援してくれる人の為にも、同じステージに立つドリムの全員にも、恥ずかしい所は見せられないと気合を入れ直した。
Queen Kingdom debut stage - 動画サイト→←・
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ぷもんぱん(プロフ) - 雪印さん» 私は雪印さんの嬉しいコメントに口角が喜びで直角になりました！ありがとうございますうう！そして優しい言葉に泣いてます😭❤️にやにやしたり泣いたりしながら書きためて更新します！雪印さんもお体に気をつけてくださいね☺️ (11時間前) (
レス) id: 5d475034bb (このIDを非表示/違反報告)
雪印(プロフ) - マクヤ、甘すぎるよ😍電車で読みながらニマニマしちゃいました、、変質者じゃないんです、作品が面白いのが悪いんです。。笑笑これからもお体に気をつけてご自身のペースでの更新を楽しみにしてます❤️ (5月9日 11時) (レス) @page32 id: 15d4b3a6c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷもんぱん(プロフ) - うたけさん» コメントありがとうございます☺️少しずつ二人の距離感近づけていこうと思います！ (4月15日 8時) (レス) id: c2d7f1da45 (このIDを非表示/違反報告)
うたけ(プロフ) - 和解してくれてよかったです😭うれしい。。 (4月10日 9時) (レス) @page20 id: 1e0c3d36ae (このIDを非表示/違反報告)
ぷもんぱん(プロフ) - なのこ5546さん» わあ、ありがとうございます😭❤️まだまだツンツンヘチャンが続く予定ですがデレが出るようにがんばります🐻 (3月12日 1時) (レス) id: 67c0d6a598 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷもんぱん | 作成日時：2024年3月10日 22時
