私と出会いと別れ ページ6
デビューが決まってから、私は実家から宿舎にうつった。
お陰で練習が終わっても、時間が過ごすことが多くなったのでメンバーとは随分と仲良くなった。
特にスアとは元々仲が良かったけど、デビューが決まってからは学校の行き帰りも一緒にするようになった。
スアの教室は1階にあるため、私は授業が全て終わるとスアの教室に向かう。教室のドアから覗くと、この前まで廊下側にいたスアの席が一番遠くの窓際に変わっていた。大声で呼んでもいいけど、スアに怒られそうだな。
私は周りをみると、たまたま教室から出ようとしている子と目が合った。
「君、急いでる？」
「あ、いえ。大丈夫です」
男の子は上級生に話しかけられたことに驚いているのか動揺している様子だった、
「申し訳ないんだけど、スアのこと呼んでくれる？」
「あ……分かりました」
微妙な間が開くと、男の子はスアに声をかけていってくれた。
スアは男の子と二、三話をすると、こちらに視線を寄越した。私はスアに向かって控えめに手を振る。
スアはスクールバックを持つと、こっちに来た。男の子も後ろをついてくる。
「オンニ、私さっき下駄箱で待っててくださいってメッセージしたのに」
「え、ごめん。早く迎えに行こうと思ってみてなかった」
スアは呆れた様子で私をみた後、後ろにいた男の子の方へ視線を移した。
「下駄箱まで一緒に行く？」
「いいの？」
「帰ろうとしてたんでしょ。向かう方向一緒だし」
どうやらスアは男の子と仲が良いみたいだ。
「オンニ、にやにやして見てないで早く歩いてください」
スアは不満そうにし始めるので、私は慌てて歩き始める。二人が私の隣に並んだ。
「ありがとうね」
私は男の子にお礼を言う。
「いえ、俺は全然何もしてないです」
「目立つことしたらスアに怒られるからさ、大声で呼ぶことにならなくて良かった。私はイ・Aだよ。もし君も困ったことがあったら頼ってね！」
「あ、僕はファン・ヒョンジンです。よろしくお願いします」
「よろしくね！あと、スアのこともクラスメイトとしてよろしくね！」
スアから強烈な視線を感じるけど気づかないことにした。
「あの、Aさんももうすぐスアとデビューするんですよね。おめでとうございます」
「もしかして、私のあの伝説のティーザーイメージみたの？実物の方が可愛くてびっくりしたでしょ！」
私が冗談で言うと、ヒョンジンくんが顔をくしゃっとさせて笑った。これは良い子に違いない。
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ぷもんぱん(プロフ) - 雪印さん» 私は雪印さんの嬉しいコメントに口角が喜びで直角になりました！ありがとうございますうう！そして優しい言葉に泣いてます😭❤️にやにやしたり泣いたりしながら書きためて更新します！雪印さんもお体に気をつけてくださいね☺️ (10時間前) (
レス) id: 5d475034bb (このIDを非表示/違反報告)
雪印(プロフ) - マクヤ、甘すぎるよ😍電車で読みながらニマニマしちゃいました、、変質者じゃないんです、作品が面白いのが悪いんです。。笑笑これからもお体に気をつけてご自身のペースでの更新を楽しみにしてます❤️ (5月9日 11時) (レス) @page32 id: 15d4b3a6c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷもんぱん(プロフ) - うたけさん» コメントありがとうございます☺️少しずつ二人の距離感近づけていこうと思います！ (4月15日 8時) (レス) id: c2d7f1da45 (このIDを非表示/違反報告)
うたけ(プロフ) - 和解してくれてよかったです😭うれしい。。 (4月10日 9時) (レス) @page20 id: 1e0c3d36ae (このIDを非表示/違反報告)
ぷもんぱん(プロフ) - なのこ5546さん» わあ、ありがとうございます😭❤️まだまだツンツンヘチャンが続く予定ですがデレが出るようにがんばります🐻 (3月12日 1時) (レス) id: 67c0d6a598 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷもんぱん | 作成日時：2024年3月10日 22時
