俺と友達だった子について ページ5
Aのことが好き。世界で一番好き。
俺がそう気付いたのは、目の前で俺のことが嫌いだと言って泣いているAの表情を見た時だった。
Aの泣いているところを見たのは、彼女に出会ってから二度目のことだったけど、初めての時のようにAの涙を止めようとする事はできなかった。
Aを泣かせたのは俺のせいだから。あの涙は俺を拒絶する涙だった。
俺はいつも自分のことばっかりでAのことを考えられていなかった。
少しずつ痩せて行くAに、前とは違う雰囲気の服を着るAに、周りがAの輝きに気付いて彼女のことを話すのが気に入らなかった。
Aは出会った時からずっと変わらず眩しくて素敵な人だった。だから、見た目が少し変わったくらいで、今までAを馬鹿にしていた奴らが手のひらを返していくことにイライラしてしまう。優しいAはそんな奴らのことも許してしまうから。
Aは出会った時からずっと可愛いし、無理して好きなスタイルを変えて、食べることを我慢してるくらいなら痩せなくてもいいと思った。俺だけがAの良い部分を知ってれば良いと浅ましい考えも少しもあったと思う。
でも、俺の思いに反して永遠に変わらないものなんて一つもない。
Aは、これからも、もっともっと綺麗になっていくだろうし、声も体もどんどん女性らしくなるだろう。
どれだけAと距離が離れても、俺のAへの気持ちは友達から好きな人へと日に日に変わっていく。
Aの友達じゃなくなった俺がAに出来ることは、これ以上Aの道を邪魔しないことだ。
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「マクヒョン」
「ん、何？」
ドンヒョクが俺に話しかける。俺はスマホで見ていたニュースのページをドンヒョクに見えないように閉じる。
「Aヌナ、デビューするんだって。今年の3月に。この間、ヌナから聞いた」
知ってる。俺はさっきニュースの記事で知ったから。
「そうなんだ。よかったじゃん」
「ヒョンはAヌナにおめでとうって言わないの？ヒョン、ヌナの歌声好きって言ってたじゃん」
そう。俺はAの歌声が大好きだった。優しくて心地良くて、何よりも歌を歌ってるAの楽しそうな表情を見ているのが一番好きだった。
「何言ってんだよ。誰かに聞かれたら勘違いされるだろ。やめろよ」
俺はドンヒョクの言葉をこれ以上聞きたくなくて、逃げるように練習室から出た。
子供だった自分の心が恨めしい。
私と出会いと別れ→←teaser image - Instagram
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ぷもんぱん(プロフ) - 雪印さん» 私は雪印さんの嬉しいコメントに口角が喜びで直角になりました！ありがとうございますうう！そして優しい言葉に泣いてます😭❤️にやにやしたり泣いたりしながら書きためて更新します！雪印さんもお体に気をつけてくださいね☺️ (5月12日 23時) (
レス) id: 5d475034bb (このIDを非表示/違反報告)
雪印(プロフ) - マクヤ、甘すぎるよ😍電車で読みながらニマニマしちゃいました、、変質者じゃないんです、作品が面白いのが悪いんです。。笑笑これからもお体に気をつけてご自身のペースでの更新を楽しみにしてます❤️ (5月9日 11時) (レス) @page32 id: 15d4b3a6c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷもんぱん(プロフ) - うたけさん» コメントありがとうございます☺️少しずつ二人の距離感近づけていこうと思います！ (4月15日 8時) (レス) id: c2d7f1da45 (このIDを非表示/違反報告)
うたけ(プロフ) - 和解してくれてよかったです😭うれしい。。 (4月10日 9時) (レス) @page20 id: 1e0c3d36ae (このIDを非表示/違反報告)
ぷもんぱん(プロフ) - なのこ5546さん» わあ、ありがとうございます😭❤️まだまだツンツンヘチャンが続く予定ですがデレが出るようにがんばります🐻 (3月12日 1時) (レス) id: 67c0d6a598 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷもんぱん | 作成日時：2024年3月10日 22時
