122.宿舎 ページ22
私が触らぬ神に祟りなしと黙ってじっとしていると、ジェノさんがひょっこりと奥の扉から出てきて私へ手招きをした。
私が恐る恐る四人を通り過ぎてジェノさんが手招きする方へ行くとリビングに繋がっていて、ジェノさんとマークさんとロンジュンさんがいた。
「Aちゃん、さっきぶり！無事着けたみたいでよかった！」
「お前、誰かにドンヒョガと宿舎に入るとこ、見られてないだろうな」
あれ、マークさんも別の宿舎にいるって聞いてたけどな。私はロンジュンさんの悪態を無視しつつ頭をひねる。
「Aさん、この間音楽番組で1位とったでしょ。お疲れ様って意味も込めて歓迎会しようと思って。短い間だろうけど宜しくね」
ジェノさんが戸惑っている私に説明するように話してくれた。
「でも、今度はリアさんも一緒に改めてしたいね」
ジェノさんの笑顔とフォローするような優しい言葉に涙腺が少しだけ潤む。何だかオッパのメンバーの方達には色々貰ったばかりな気がする。私はいつも失礼な態度や事件ばかり起こしてる気がするのに……いつかちゃんと皆に恩返しが出来たらいいな。
「アイゴ〜。Aはいつの間に俺を置いて部屋にいたの？」
聞き覚えのある低い声が聞こえると視界にはナ・ジェミンが出てきた。手元にもっていた三角帽子が私の頭に付けられる。なんで三角帽子なんだという疑問しか出てこなくて感動が全部引っ込んだ。てか、相変わらず距離感バグってるな。
私は静かに後ずさると誰かにぶつかった。
見上げると不満そうな顔をしたオッパがそこにいた。
「こら、A！人の家は勝手に一人でうろつくな！オッパがいないとAは迷子になるだろ！」
「わあ、イヘチャン……」
「本当に、このシスコンどうにかして」
「イカれてる……」
口々にオッパを非難する声が聞こえた。でも、オッパは全員の声を無視して私に分かったか？と念を押してきた。
オッパの中で私は3歳児でとまってるのかな？
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アットゥゴな鯛焼き(プロフ) - 卯年さん» コメントありがとうございます！ファンなんて恐れ多いです！これからもヘチャンと主人公のシスコンブラコンぶりを書いていこうと思うので時間がある時に見にきてくださると嬉しいです(^^) (8月16日 1時) (
レス) id: cde0f29250 (このIDを非表示/違反報告)
卯年(プロフ) - こんにちは、いつも楽しく読ませていただいています。大ファンです！ ヘチャンと主人公とのラブラブぶり？に微笑ましくなりつつ、キュンキュンしつつ、主人公の成長を見守ってます。これからも応援しています。 (7月27日 17時) (レス) id: a62967e81b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷもんぱん | 作成日時：2023年6月19日 1時
