112.帰り道 ページ12
"今週の一位は……リアさんとAさんです！おめでとうございます！！"
「きゃー！最高！！」
「またリアはその動画見てるの？自分だけで1万回は再生してるんじゃない」
「そういいつつAも私の隣で動画見てるじゃん。飽きないの？」
「二人ともブーメランで何も言えないね」
私達は顔を見合わせて笑った。
事務所から宿舎への帰り道、私達は車の中で音楽番組で初めて一位を取った時の動画を見ていた。
マネージャーもご機嫌だし、最近は仕事も増えたからともう一人マネージャーが増えた。
「あ、やばい。私、事務所に携帯忘れた」
「え、マジ？マネオッパ、Aが事務所に忘れ物したって戻れる？」
私が鞄をさぐって携帯がないことに気づくと、リアが運転してるマネに引き返すように言ってくれた。
「戻れるけど、反対の道混んでるから時間かかりそう。大丈夫か？」
「そうしたら、私だけ事務所戻る。まだ近いし歩いて戻れるよ」
「やー！一人で帰るのは危ないよ」
「タクシー使って帰るから大丈夫。私達、明日収録早いし。気にしないで」
「本当に大丈夫なの？何かあったら直ぐ電話して？」
「うん。マネオッパ、そこで私下ろせる？」
「おう。ちょっとまってろ」
.
.
.
マネージャーに車から降ろしてもらうと私は先程まで使っていた練習室に戻る。
人が居るようなので挨拶をして携帯をとったら帰ろう。
「ヤー！やっぱりこの携帯Aのか！よくこんな大事なもの忘れるな。これが事務所じゃなかったら大問題だぞ」
「わ、、オッパ」
なんと運が悪いことに練習室を使っていたのはオッパ達のようでドリムの皆さんが勢揃いしている。
「あー！Aちゃんだー！一位おめでとうー！」
「Aヌナ、一位おめでとうございます！曲めちゃくちゃ良かったです！」
「やー、うりAは一人でここまで来たの？帰りは危ないから俺たちと帰りな？」
「Aちゃん、歌の聞いててってよー！かっこいいからー」
「お前携帯忘れるとか、頭大丈夫？ぼーっとするのも大概にしろよ？」
「お前達一気に喋りすぎだって、こんなに一気に喋ったらソルチキ聞こえないだろ」
同時に全員が喋るので何を言ってるか全く分からなかったが、約一名には貶されたのは何となく感じた。
さっさと帰ろうと思ったけど、チョンロさんに捕まり、キラキラした目で僕達の練習を見て行ってよとお願いされた。
チョンロさんは年下感あってお願いされると弱くなるのはなんでだろ。
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アットゥゴな鯛焼き(プロフ) - 卯年さん» コメントありがとうございます！ファンなんて恐れ多いです！これからもヘチャンと主人公のシスコンブラコンぶりを書いていこうと思うので時間がある時に見にきてくださると嬉しいです(^^) (8月16日 1時) (
レス) id: cde0f29250 (このIDを非表示/違反報告)
卯年(プロフ) - こんにちは、いつも楽しく読ませていただいています。大ファンです！ ヘチャンと主人公とのラブラブぶり？に微笑ましくなりつつ、キュンキュンしつつ、主人公の成長を見守ってます。これからも応援しています。 (7月27日 17時) (レス) id: a62967e81b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷもんぱん | 作成日時：2023年6月19日 1時
