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二人をおいて出てきました。テヒョンです。
うーん。出ていったはいいものの、どこ行こうかな。
というかサングラスもマスクも忘れてきちゃった。
偶然真夜中であることに感謝しつつ、煌びやかな都心と反対の方向に歩みを進めていく。
僕の天使を次に紹介したかったのは親友のジミン。
本当は1番がよかったけれど、先にヒョンに誘われたからね。
ホソギヒョンは初め半信半疑だったけど、Aと実際に話してからは疑心暗鬼も収まったみたい。
『おかしいところがあったらすぐヒョンに言って』って言われてる。
ジミンも僕のことすごく大切に思ってくれてるから…
後で怒られるかな。
もしかしたらすごく仲良くなっているかな。
……それだったらなんかちょっと悔しいな。
僕まだあんまり心許してもらってない気がするんだよね。
ひっきりなしに二人のことを考えながら暗がりの道を歩く。
20分くらい歩いたときにポケットに入ってたスマホが震えた。
『ん…？何？…ジミナからカトクだ。』
ジミナテヒョンーー今どこ?
ジミナ帰ってきて〜待ってるよー
雰囲気からしてシリアスではなさそう。
20分くらいかかっちゃうと思うという趣旨のトークを返して踵を返した。
今日はなんだか人通りも少なく、心地よい夜風が肌を撫でる。
なんだか気分がいいな…
『…走って帰ろ』
運動も兼ねて、ランニングで来た道を進んだ。
天使に会いたい。勿論親友にもね。
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作者名：ゆた | 作成日時：2022年10月2日 18時
