空から絵描きが降ってきた【th】 (ページ20)

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『ただいま〜〜』

いつものようにそう声をかけて家に入る

『おじゃましまーーーす』

ヒョンは僕のただいまが実はちゃんと誰かに向けたものだなんて思ってないんだろうなぁ

あ〜どんな顔するかなヒョン

『それで今日は噛まなかったんですよ〜』

『あ〜ほんとに？そうだったんだなぁ』

他愛無い話をしてリビングのドアを開ける

「………！！！」

視界の端で彼女が目を丸くしてこっちを見てる

びっくりしてるなぁ

まさか誰か連れて返ってくるなんて思わないよね！

『あれ、なんかいい匂いする！ハンバーグ？！』

テーブルの上では2人分のハンバーグと汁物が湯気を立てていた

「あ……はい…勝手にお借りしちゃって…sorry」

ペコッと頭を下げる彼女

勝手にしちゃってごめんとかそんな感じ？？

全然いいのに

超美味しそう！早く食べたい

『………や〜テヒョン！お客さん来てたなら言ってくれなきゃ〜』

なるほど、ヒョンにはそう見えてるんだ

『ヒョン、この子が今日話した天使様です』

「あ………どうも…アニョハセヨ…」

『………………？』

あぁ〜面白いなぁ

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