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「……………はぁ」
誰もいない空間にため息を吐く
まさか本当に海外に来てしまったとは……
いやそうだと思ってたよ?
どうせ日本じゃないんどろうなとは思ってたけど
それでも受け入れがたい真実に2度目のため息が出る
でもかなりお近くの国だったことは不幸中の幸い
相変わらずテレビ流れてくるのは聞き馴染みのない音楽
最近の韓国の音楽はわからないな…
KARAとか流行ってたのは知ってるってくらい
あと江南スタイル?
碧ちゃんに言ったらびっくりされるかも
「あ…碧ちゃんにトレカ渡せないじゃん」
というかスマホないの結構やばくない?絵の搬送とか…………
収入源が……!!!!
やばすぎるんだけど
ありとあらゆる通知をスルーするなんて我慢ならないよ!
何としてでも早急に帰らねば
ふと時計を見ると
「…6時だ。お腹減ったなぁ」
こんな時でも食欲は湧いてくる
遅いな。彼
きっと忙しいんだな
彼にとったら多忙な1日を終えてようやく安らげる空間のはずなのに改めて悪いことしたなと思う。不可抗力だったとはいえ
何か私にできることないかな
「…………」
キッチンが目に入る
勝手に作ったら怒られるかな…
そう思いつつも私の体はキッチンに向かっていた
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作者名:ゆた | 作成日時:2022年10月2日 18時