空から絵描きが降ってきた【th】 (ページ14)

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私は天使

これで彼は納得したらしく…いや駄目だよ？不法侵入だよ

まあでも私はそんなつもりは全くないし、彼も疑心暗鬼になってないのなら結果オーライ

ただあのあと彼に『とりあえじゅ、いえからはぁでないでください』と言われた

急に現れた人間に家から出ないでと言うなんて前代未聞

でもすっごい真顔で言われたし、きっとあれだろう

彼は有名人だから家から女が出てきたらスキャンダル的ななんかだろう。よくわからないけど

私も私で、知らない国(おそらく)で一銭も持たずに彷徨うなんてことは避けられたのでひとまず安心

『ほんとうにぃ、ぼくのことしりませんか？にほんじゃぁゆうめいじゃない？』

彼がまた訪ねてくるのでかぶりを振った

あ、有名じゃないってのは失礼かな。私がただただ疎いだけだし

「あ…but you're famous in Japan,too.Maybe..」

私の気持ちが伝わったのか彼は満足気に微笑み頷いた

『ぼくこれからしごとぉですので、おるすばんーよろしくおねがいします』

「あ、はい。お気をつけて…be safe」

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