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ネ よし。まずはともに来るが良い。
我が館にて、ゆっくりと話すとしよう。
…と。なんだ？
何やら市場の様子が？
店 う、うわあ！なんだ！
うちの店に何するんだあんたたち！
フォ フォウ！？
ネ 余のローマで、余の民に対して何たる！
敵の工作か？何であれ許されぬ。参るぞ！
マ …先輩、私たちもいきましょう！
市民が襲われています！
盗賊らしき人を倒し館に案内してもらう
ネ ＿さて。
余のローマは、今、危急の時にある。
栄光の大帝国の版図は、今や、
口惜しくもばらばらに引き裂かれているのだ。
かたや、余が統治する正統なるローマ帝国。
この首都ローマを中心とした領域だ。
かたや、何の先触れもなく突如として姿を見せた
余ならぬ複数の「皇帝」どもが統べる、連合だ。
連合ローマ帝国。
科の者どもはそう自称し、帝国の半分を奪ってみせた。
連合は、その実態もよく判らぬ。
斥候を放てど、いずれも戻っては来ぬからな。
偽の「皇帝」どもが集うという、
首都の位置さえ一向に分からぬ始末。
マ 複数の皇帝たち、ですか。
ネ そうだ。
余にとっては大逆の徒である。
そして…
…いや、他愛もないことだ。
逆賊どもが妄言を述べているに過ぎぬ。
そうとも、皇帝などと、所詮は僭称に過ぎぬ。
有り得ることではないのだからな。
貴 表情が沈んでるけど…
立 何か、気になる事がある？
ジャ A…
マ 先輩…
ネ いや、構わぬ。
そういえば先刻、共に目の当たりにしたな。
連合の敵将カリギュラ。
お前たちが来る前、余の軍勢を単身で屠った男。
あれは「皇帝」を名乗る連合の大逆者のひとり。
そして、この、余の…
貴 伯父さん、だよね？
ネ ああ。
ロ すでに死んでいるはずの人間。
そうだね。
ネ そうだ、姿なき魔術師よ。
その通り。
我が宮廷魔術師も伯父のカリギュラの手に掛かったが、
生きていれば、そなたと話が合ったかもしれぬ。
かの魔術師は、死を乗り越えたと彇いていてな。
事実、大した魔術を余に見せたこともある。
しかし…
かの「皇帝」のひとりの刃に掛かって果てた。
死なぬはずの魔術を修めたかの者が、容易く死した。
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高橋さくら(プロフ) - 面白いです！早く続きが読みたいです。頑張って下さい！ (2017年12月22日 19時) (
レス) id: 8c4722c369 (このIDを非表示/違反報告)
o｡Reona｡o(プロフ) - 木兎宮るとさん» すみません！忘れてました。言って下さりありがとうございました。以後気を付けます。 (2017年8月22日 1時) (レス) id: 2015ca360b (このIDを非表示/違反報告)
木兎宮ると(プロフ) - オリジナルフラグを外してください (2017年8月21日 22時) (レス) id: 68f0c4b0f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：o｡Reona｡o | 作成日時：2017年8月21日 0時
