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マ Aさん？
貴 昔言ってたの、記録によれば１５騎のサーヴァントが争った
形跡があるって。
なんで１５騎かわかる？
立 ７騎と７騎ならわかるけど…
そしたら１４騎、だよな。
貴 そう、７騎が争うはずの戦いが
異例として１４騎になった。
だから調停者としてルーラーが召喚された。
立 そうか！
ここはもう何もかもが崩れてるから…！
でもなんでAがそんなことを知っているんだ？
貴 あ…
私、先輩よりカルデアに入るの早かったから…
調べたんだ！聖杯戦争について…
マリ あ。わかった、私閃きましたわ、みんな！
こうやって私たちが召喚されたのは＿
英雄のように、彼らを打倒するためなのね！
立 たぶんマリーさんの言う通りだと思う。
マリ ええ、ええ！
私この世界でやっと、やるべきことを
見つけられた気がします！
ア 根拠のない自信は結構だけどね、マリア。
相手は掛け値なしに強敵だぞ。
ジャンヌとマシュ、立夏にAは戦いに
慣れているとしても、僕と君は汗を流すタイプじゃない。
頭数はともかく、戦力は絶望的だけどなあ。
マ …そうですね。
貴 ヴラド３世、エリザベート・バートリー。
一人は英雄として、もう一人は殺人鬼として
歴史に名を刻んだ者ですもんね…
マ あと一人、セイバーらしき人間は
マリーさんの知己のようでしたが…
マリ …そうね。
もし彼女が私の事を知っているとすれば…。
シュヴァリエ・デオン、じゃないかしら。
確証はないけれど。
ロ シュヴァリエ・デオン…
ルイ１５世が設立した情報機関、
「スクレ・ドゥ・ロワ」の工作員だね。
同時に軍所属の竜騎兵、
最高特権を持つ特命全権大使でもある。
…彼女、いや、彼かな…？
マリ 瑣末なことですよ、遠い世界の魔術師さん。
私とは全盛期がすれ違っているけれど、
あの素敵な顔立ちは変わってはいませんでした。
ロ そうか…
彼女が味方に加わってくれればいいんだけど…
ジャ それは難しい、と思います。
ルーラーのクラス能力である神明看破は失われていますが、
それでも見破れたことがあります。
どうやら、彼等は『狂化』を付与されているようです。
属性、伝説の有無など関係なく。
貴 …やっぱりジャンヌも気づいたんだね。
フォ キュウゥゥゥ…。
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作者名：o｡Reona｡o | 作成日時：2017年3月28日 1時
