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黒ジャ …やめなさい。
別に構いません。誰が倒すにせよ、結果は同じです。
後は任せました。
好きに行動しろ、と言いましたが、
あまりハメは外さないように。
反英霊にも礼節はあります。
ただの殺人鬼に堕ちないよう、気をつけなさい。
そういって帰っていく黒ジャンヌ。
カ …飛んでいきましたわね。
”竜の魔女”とは、また正しい呼称で。
セ 先ほど私たちが相対した彼女。
あれが、本当のジャンヌ・ダルクなんだろうな。
ヴ それがどうした。
こちらのジャンヌ・ダルクとて偽物ではない。
そして我らは血を渇望するサーヴァント。
…ああ、狂化されているとはいえ貴様違うか。
シュヴァリエ・デオン。
高潔なる竜騎兵よ。
シュ …私はマスターに従うさ。
彼女が世界を終わらせたいなら、そうするだけだ。
それから、僕にも狂化は掛かっている。
あまり怒らせるな。
ヴ ほう。それは失礼。
シュ …。
デオンはどこかへと向かった。
デオンがいなくなってから
カ 思えば彼女も哀れですね。
ドレスを贈ってくれた、敬愛する后が敵に回るなんて。
でも、それがサーヴァントの宿命。
聖杯戦争とは、そういうもの。
ではランサー、出立しましょう。
次の街を探さなくては。
私たちは人間の血を吸わなければ生きられない吸血鬼。
次の食卓探しは死活問題でしょう？
ヴ …そうだな。
みすぼらしい食ばかりだが、選り好みはできん。
そういって２騎のサーヴァントはどこかへと消えた。
そのころのAたちは。
マリ ふう。
はい、ここまで逃げれば大丈夫かしら？
マ ドクター？
ロ ああ。反応はもう消失している。
ついでに言うと、
そこからすぐ近くの森に霊脈の反応を確認した。
マ わかりました。
ジャンヌさん、それから…マリーさん？
マリ マリーさん、ですって！
マ し、失礼しました。
ええと…
マリーの勘に触ったと焦っているマシュをよそに
マリ 失礼じゃないわ、とっても嬉しいわ！
今の呼び方、耳が飛び出るくらい可愛いと思うの！
お願い、素敵な異国のお方！
これからもそう呼んでいただけないかしら…！
キラキラとした目で訴えかけてくる。
貴 やっぱり女の子だね。
マ ミス・マリーとか…では？
マリ ダメ。
マリーさんがいいのっ！
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作者名：o｡Reona｡o | 作成日時：2017年3月28日 1時
