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マリ けれどジャンヌはそうじゃないのでしょう？
それはとても凄いことで、とても綺麗なこと。
汚れたくないからじゃない。
思いたくないからじゃない。
欠落しているからでもない。
ジャンヌは＿人間が好きなのよね？
前に進もうとする人間たち、はいつくばって
なお諦めない、理不尽の弾劾者たちが。
ジャ …ええ。大好きです。
ああ、そうか。
すきだから＿恨めるはずもなかったですか。
マリ ええ。
だからこそ、フランスは貴女に救われたのです。
大丈夫。
”竜の魔女”に会ったら言ってやりなさい。
ジャ 言ってやる、ですか。
その、何をでしょう…？
貴 言いたいことを、はっきりと口にすればいい。
マリ うん。
貴女は私じゃない、とか。
貴女の事なんか、知るもんか、とか。
ジャ A…マリー…。
そう、そうですね。その通りです。
確かに私は＿あ、れ？
…知る。ものか？
マリ また顔が難しくなっているけど…
ごめんなさい、参考にならなかった？
ジャ い、いえ。
…大変参考になりました。
次に彼女と相対するときは、
きちんと伝えられると思います。
マリ ええ、あなたならきっと。
貴 ごめんね、そろそろ連絡とらないといけないんだ…
ジャ あ、そうでしたね。
では＿。
マシュたちと連絡を取りお互いの状況を共有した。
マ ジャンヌさんたちは、
もうそろそろ到着するようです。
私たちも頑張りましょう。
間もなく、ティエールです。
ア ティエール…確か、刃物の街だったね。
街の様子を見るに、崩壊している訳ではないようだ。
マ ドクター、サーヴァントの反応はありますか？
ロ ただいま確認中だ。
…よし、ティエールに2騎のサーヴァントがいる。
早速コンタクトしてみて＿。
立 …！？
マ …今、街から炎が上がりましたね。
ア この雑音…イヤだ。イヤだぞぅ…
かつてない悪音、かつてない悪魔の予感がする！
ああ、救いの手を差し述べてくれ女神たち！
ロクでもない予感がして震えが止まらない…！
立 と、とにかく急ごう！
マ わ、わかりました！
皆さん、付いて来てください！
走って街へと急いだ。
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作者名：o｡Reona｡o | 作成日時：2017年3月28日 1時
