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マリ そうですわね。
ここは戦場ですもの、語らいはこの辺りで。
貴女は世界の敵でしょう？
では、何はともあれ…
まずは貴女が殺めた人々への鎮魂が必要不可欠。
お待たせしました、アマデウス。
機械みたいにウィーンとやっちゃって！
ア 任せたまえ。
宝具、『死神のための葬送曲』(ﾚｸｲｴﾑ･ﾌｫｰ･ﾃﾞｽ)
アマデウスと呼ばれた男性の宝具が展開し、
騒音のお陰でなんとか逃げ出す隙ができた。
カ もう一人…！！
ああ、でもなんて壮麗で邪悪な音でしょう！
ヴ くっ、重圧か…！
黒ジャ ちっ…！
マリ それではごきげんよう皆様。
Au revoir ！
逃げ出す６人。
黒ジャ ふん。ライダー！
ラ 何かしら。
黒ジャ 追いなさい。
貴女の”馬”なら追いつけるでしょう。
戦う必要はありません。
居場所を報告してくれれば、一気に叩き潰しますから。
ラ 了解。
追いついて見せるわ。
カ ああ、耳障りな音が消えてしまいました。
名残惜しいわ。
あのサーヴァント、私のペットにならないかしら。
蓄音機の上に顔だけおいて夜ごとに悲鳴を上げてもらうの。
ヴ …ルーラー。
ライダー１人で十分だと考えているのか？
黒ジャ 十分でしょう。殲滅する、という事だけなら
ライダーの宝具は確実です。
…ですが念には念ですね。
私は帰還して新たなサーヴァントの召喚に掛かります。
貴方たちは好きに暴れなさい。
彼らと運良く遭遇したのなら、蹴散らしてもいい。
まさか、宮殿に愛でられていた后如きに
遅れを取る貴方たちではありませんよね？
笑いながらカーミラとヴラドに言う。
カ 辛辣ですのね。
城に籠っていたのは私も同じですのに。
でも…フフ、重ねた手練手管では
他の方たちには負けてはおりません。
セイバー、ランサー。
次戦うときは、向こうのライダーは私に譲っていただける？
ヴ 何故かね？
カ この世で一番無惨に殺したいから。
足元に跪くのはあの女の方ですわ。
セ …。
その言葉に無言になるセイバー。
カ あら、セイバー。
何か言いたい事でもあるのですか？
セ そうだな。お前が抱いた彼女への劣等感など、
私が気に掛けても仕方ない。
カ 何ですって？
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作者名：o｡Reona｡o | 作成日時：2017年3月28日 1時
