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カ ワイバーン！
カーミラの声にワイバーンがジャンヌを襲う。
ジャ くっ…！
エ お前もマスターもよく似ている。
ジャ エミヤ、さん。
エ お前の信奉者が来たようだぞ。
ジャ え…？
？ 砲兵隊、撃ぇぇぇぇぇ！
ワイバーンが誰かの手によって撃ち落される。
貴 え…？
カ くっ…！
ジャ ジル…！
ジル 周囲の竜を優先しろ！
ありったけの砲を撃て！
ジャ いまだ！
カ おのれっ…！
ジャンヌの鋭い一撃がカーミラに当たる。
カ く…さすがはルーラー。
力を奪われていてもこの膂力…！
撤退するわ。
ランスロット！サンソン！
ジャ 待ちなさい！
貴 ランスロット…！
湖の騎士、ランスロット…
ラ …A…。
A_____urrrrrrr!!
マ え…！？
サ …どうやら、ジャンヌ・ダルクが
彼の琴線に触れたらしい。
どうする、カーミラ？
彼に話を通すのは、それこそ骨だよ？
カ …撤退よ。
正気を失った黒騎士に付き合う義理はありません。
ランスロット。
精々時間を稼ぎなさい。
その命が燃え尽きる瞬間まで…！
ラ …Aurrrrrrrrrrrr!
ランスロットがジャンヌに向かって攻撃を仕掛ける。
ジャ くっ…！
何故、私を…！？
マ と、止めなきゃ！
マスター、千載一遇の機会です！
騎士道に反しますが、
このままランスロットを仕留めます！
立 よし、やろう…！
激戦を繰り広げた結果勝利した。
ラ …A…アー…サー…。
ジャ アーサー？
…それは、貴方の王アーサーの事ですか？
＿残念ですが、私はジャンヌ・ダルク。
貴方が求めた王、アーサーではありません。
貴 …。
そうか…。
立 何？どうかしたのか？
貴 ランスロットがジャンヌに拘った理由…。
ジャンヌが、アーサー王に似てるの。
顔形の話じゃなくて、魂、生き方がそっくりなの。
ラ 王…よ…私は…どうか…。
ランスロットは何かを告げようとして消えていった。
ジャ …。
マ ジャンヌさん、行きましょう。
ジャ はい！
ジル ジャンヌ！
お待ちを！貴女は確かにジャンヌ・ダルク！
”竜の魔女”ではない、
正真正銘の聖女…！
ジャ …。
貴 ジャンヌ…？
マリ …返答しなくていいのですか？
ジャ 私が返答すれば、ジルの立場が危うくなります。
現状、彼等に頼ることもないでしょう。
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作者名：o｡Reona｡o | 作成日時：2017年3月28日 1時
