先生(１)：yamato ページ11
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はぁー‥‥
今日もすごいな、
夏の終わりを感じながら騒がしい教室の端で頬杖をつきながら窓の外を眺める。‥‥せっかくの休み時間だからできればゆったりしたいんだけど、現社の授業の後じゃそんなことは不可能だった。
その原因はもちろん‥このひと
「ハイハイ、ちょっと待って！俺聖徳太子じゃねえから！一人ずつ喋って！」
そんな風にクラスの女子と男子半分くらいを宥めながらつけているネクタイを少し緩めるこの男。鈴木先生。
サッカー部とか野球部とかの男子たちには「やまと！」とか呼ばれて、そのたんびに呼び捨てすんな！って笑いながら軽く頭をペシッと叩くのは恒例行事で。
女の子たちはその瞳に常にハートマークを浮かばせながら鈴木先生を見ている。‥‥なにがそんなに、いいんだろう？
一度友達に聞いてみたら「顔！それで身長も高いでしょぉ？あとね‥」なんてマシンガントークを浴びさせられた。
そっかぁ‥‥顔‥カッコいいんだ。
なんか理解できなくて、みんな理解できてるのに私だけ置いてかれているような感じがたまらなくて、失礼だけど鈴木先生の顔のどこら辺がカッコいいんだろう、とみんなの輪っかの真ん中にいるひとりだけ頭が飛び抜けてるその顔をじっと見つめてみる。
‥‥綺麗な眉毛、綺麗な二重、綺麗な鼻、綺麗な唇。
鈴木先生がみんなに夢中になっているのを良いことにそんな風に上から下へ見つめていくと確かに綺麗で、きっと神様が丁寧に作ったんだろうなあ、なんて呑気に思う。だけど、うーん、タイプじゃないのかな？‥‥わかんないや
鈴木先生の魅力を理解することを諦めようと、その視線を美しい顔から外へ戻そうとした瞬間、何かに引っ張られるように鈴木先生の顔がふわっとこちらを向いた。
その瞬間、漫画みたいに外から風が吹いて金木犀の香りが私を包み込んだ。
一瞬だったのか、長かったのか、分からなかったけど私の視線と鈴木先生の視線は間違いなく混じり合って、そのあと、あっさりと離れていった。
なんでもなかったんだけど、別によくあることだったんだけど、その優しくてだけど力強いような視線が頭にこびりついてしまって、何故かその日から私は鈴木先生が気になってしまって現社の授業がある日は変に緊張してしまうようになった。
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みく(プロフ) - 05410さん» ご返信ありがとうございます！そしてそして更新もありがとうございます♡！！！ここ最近で1番テンション上がりました（笑）楽しみすぎて逆にまだ読めていませんが大切に読ませて頂きます！！！これからもご自身のペースで無理はなさらず！！応援しています♡ (2022年10月7日 16時) (
レス) id: 664af2be8c (このIDを非表示/違反報告)
05410(プロフ) - みくさん» コメント有難うございます！♡なんと、私もいちごみるくのひゅうが君視点書けたらいいなぁと思い下書き進めていたのでビックリしました！！ちょっと長いですが、更新しましたので是非楽しんでくだされば嬉しいです♡これからもよろしくお願いします！♡ (2022年10月6日 14時) (レス) id: 40ea45267b (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 主さんのお話どれもどれも最高です！！「いちごみるく」本当に本当に好きで、もし機会があったらその後のお話とか、ひゅうがくん目線のお話とか読みたいです！これからもお話楽しみに待っております！！ (2022年10月5日 7時) (レス) id: 664af2be8c (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - こんにちは！いつも楽しく読ませて頂いています！こちらの短編もゆうたくんのお話も大好きです！！！応援してます！！！！ (2022年10月5日 7時) (レス) id: 664af2be8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：05410 | 作成日時：2022年5月14日 22時
